和菓子好きの駅伝ブログ

陸上競技、特に大学駅伝(箱根駅伝・全日本大学駅伝・出雲駅伝等)を中心にまとめています。

箱根駅伝2023 結果と感想

箱根駅伝の全日程が一昨日終わりました。例年、復路は圧勝という展開が多いのですが、今回は復路終盤までどうなるか分からない非常に面白い展開でした。また、上位争いという点でも、復路終盤で5校が集団で走るなど、各校の実力が拮抗していることも証明されました。さらには、大学長距離全体としてレベルが上がっているため、復路もこれまで以上のタイムが求められると改めて感じた次第です。

昨夜は改めて結果を振り返るなどしていたため、アップできませんでしたが、総合結果について大学ごとに見ていき、感想もまとめていきたいと思います。なお、往路は往路だけで以下にまとめていますので、よろしければご覧くださいませ。

 

kaikinman.hatenablog.com

 

1位 駒澤大学  10:47:11

1区 円     区間2位 1:02:53/総合2位 1:02:53

2区 田澤 区間3位 1:06:34/総合2位 2:09:27

3区 篠原 区間2位 1:01:58/総合2位 3:11:25

4区 鈴木 区間3位 1:01:00/総合1位 4:12:25

5区 山川 区間4位 1:10:45/総合1位 5:23:10

6区 伊藤 区間1位 0:58:22/総合1位 6:21:32

7区 安原 区間5位 1:03:18/総合1位 7:24:50

8区 赤星 区間4位 1:04:37/総合1位 8:29:27

9区 山野 区間3位 1:08:26/総合1位 9:37:53

10区 青柿 区間2位 1:09:18/総合1位 10:47:11

往路は抜きつ抜かれつの気の抜けない展開。円選手がしっかりと滑り出し、田澤選手が体調が万全でない中でもハイレベルな走りを見せてくれ流れに乗れました。前回後退した3区篠原選手にはプレッシャーがあったと思いますが、冷静な走りで青山学院との差を広げました。4区鈴木選手が復活の走りで青山学院と1秒差でタスキを繋ぎました。ここで削り出した1秒はたった1秒ですが、大きかったかもしれません。5区山川選手はインタビューでは反省しきりでしたが、1年生らしからぬ落ち着いた走りで往路優勝のテープを切りました。迎えた復路、6区は予想外に1年生の伊藤選手。しかしそんな周囲の心配を吹き消すほどのハイペースでレースを進めました。2位の中央大学が詰めてくると思いきや、突き放す区間賞の走りを見せてくれました。伊藤選手のこの走りが非常に大きかったですよね。万一、6区で中央に追いつかれていたとしたら、レースは全然違った展開になっていたと思います。上りも下りもまだ1年生ということで、まだまだ駒澤の箱根の覇権は続くのではないかと思わせてくれますね。同学年には佐藤圭汰選手がいて、刺激を受けていると思いますし、4年生には田澤選手がいて、これまで刺激になるという良い循環ができていると思います。7区は元々は控え予定だったという安原選手。佐藤選手のコンディションが万全ではないということで7区に回りましたが、前回の悔しさを晴らす見事な走りで首位をキープします。8区赤星選手は初の箱根となりましたが、冷静にレースを進め終盤で追いかけてくる中央大学を突き放すという走りを見せてくれました。駒澤大新記録だったようですね。8区で差を広げることができたのは残る2区間が非常に楽になったと思います。9区山野選手は前回の自信の走りを超えるタイムで中央とのタイム差を広げ、9区終了時にほぼ駒澤か、という展開に。10区は2年連続青柿選手が担い、前回の自信のタイムを上回る走りで三冠のゴールテープを切りました。区間賞は6区のみでしたが、全選手が区間5位以内の安定した走りを見せ、有力校の多くが凸凹駅伝になる中で安定した走りが光ましたね。今回4年生は1区、2区、9区のみでしたので、来年は今回の経験者が7人残ります。そのほかにも唐澤選手、白鳥選手など強い3年生世代が最終学年となります。チームとして勢いもあるでしょうから、2年連続シードに向けて再始動してほしいですね。本当におめでとうございました。

 

2位 中央大学 10:48:53

1区 溜池 区間4位 1:03:02/総合4位 1:03:02

2区 吉居大和 区間1位 1:06:22/総合1位 2:09:24

3区 中野 区間1位 1:01:51/総合1位 3:11:15

4区 吉居駿恭 区間5位 1:01:49/総合3位 4:13:04

5区 阿部 区間3位 1:10:36/総合2位 5:23:40

6区 若林 区間2位 0:58:39/総合2位 6:22:19

7区 千守 区間4位 1:03:15/総合2位 7:25:34

8区 中澤 区間7位 1:04:58/総合2位 8:30:32

9区 湯浅 区間6位 1:08:54/総合2位 9:39:26

10区 助川 区間3位 1:09:27/総合2位 10:48:53

前回総合6位となり、久しぶりにシード権を獲得した中央大学ですが、今回は2位まで上がってきましたね。100回大会で目標とする総合優勝に向けて弾みがついたのではないでしょうか。1区溜池選手が難しい展開の中、途中飛び出すなど積極的にレースを進め、区間4位と大健闘。2区吉居大和選手、3区中野選手が連続区間賞でトップを守ります。吉居駿恭選手は難しい4区を任され順位は落としたものの区間5位と素晴らしい走り。5区阿部選手は前回よりもタイムを短縮し、往路2位、駒澤とは30秒差でゴールしました。復路は6区若林選手が前回の記録を上回る好走を見せるも、駒澤がその上を行ったため、タイムが縮まらず。7区千守選手は駒澤を上回る好走を見せるも、タイムはわずかに縮まるのみ。追いかける展開は難しいことが伝わってくる展開でした。8区中澤選手、9区湯浅選手、10区助川選手はいずれも区間上位で好走しましたが、その上を行った駒澤との差は縮まらず、そのまま2位でゴール。嬉しさと悔しさが入り混じる結果だったのではないでしょうか。来年に向けては往路のメンバーは皆残る一方、復路は4人が4年生でした。近年は、各大学選手層が厚くなり、復路もレベルアップしています。安心して復路を任せられる4年生の卒業のダメージは大きいと思いますが、新チームの中からそういう選手が出てくるでしょう。

 

3位 青山学院大学 10:54:25

1区 目片 区間7位 1:03:04/総合7位 1:03:04

2区 近藤 区間2位 1:06:24/総合3位 2:09:28

3区 横田 区間8位 1:02:23/総合3位 3:11:51

4区 太田 区間2位 1:00:35/総合2位 4:12:26

5区 脇田 区間9位 1:12:47/総合3位 5:25:13

6区 西川 区間20位 1:03:23/総合7位 6:28:36

7区 佐藤 区間7位 1:03:33/総合8位 7:32:09

8区 田中 区間5位 1:04:50/総合8位 8:36:59

9区 岸本 区間1位 1:07:27/総合3位 9:44:26

10区 中倉 区間7位 1:09:59/総合3位 10:54:25

1区目片選手が区間7位で大きく遅れることなくタスキをつなぐと、2区近藤選手が区間2位の走りで3位浮上。3区初の箱根となった横田選手が終盤まで駒澤篠原選手を引っ張る形でレースを進めますが、最後に交わされることに。ただ、4区太田選手がこの差をゼロにする素晴らしい走りで5区にタスキリレー。しかし、今年の青学の山は誤算が続き、6区を走る予定であった脇田選手が急遽5区出走。そんな中でも区間9位と粘りの走りを見せますが、駒澤とは2分03秒の差で往路を折り返すことになりました。しかしながら、6区を準備していたにもかかわらず、5区をしっかりとまとめられるのは本当にすごいことだと思います。胸を張って次のステージに進んでほしいですよね。山候補に体調不良者、故障者が相次ぐ中、6区を任されたのが西川選手でした。下級生の頃から山下りの準備はしていたようで、適性はある選手だったとは思いますが、直前のバタバタで中々対応が難しかったかもしれません。区間20位となり、7位まで順位を落とすことになりました。悔しい結果であったと思いますが、箱根駅伝を走れることだけでもすごいことだと思いますので、今回の経験を今後に繋げてほしいですよね。注目度が高い大会だけに苦しい部分もあると思いますが、苦しみや挫折を経験した人にしか見えない景色がきっとあるはずです。7区は駅伝男の佐藤選手ではありましたが、中々難しい展開ということもあり、区間7位に留まりました。来シーズンがラストイヤーですので、今回の思いをぜひ来シーズンにぶつけてほしいです。8区田中選手は前回大会出走が叶わず悔しい思いをした選手です。今回は出走できて嬉しい反面、結果は悔しいものであったと思います(区間5位なので、十分好走ですが)。次回はどんな走りを見せてくれるでしょうか。9区は岸本選手が担い、序盤からハイペースで飛ばし、区間2位に1分近い差を付ける圧巻の区間賞で8位から一気に表彰台圏内の3位に上がってきました。この時点で2位の中央とは5分ほどの差があり、10区中倉選手はそのままの順位でゴール。連覇はなりませんでしたが、今回の敗戦を受けて青山学院は変わる気がします。これまで以上にチーム全体で上を狙う駅伝軍団が出来上がるのではないでしょうか。そのためには三大駅伝経験の少ない現3年生と強力な世代である現2年生がしっかりと台頭してくる必要がありますね。来シーズンの青山学院にも期待しましょう!

 

4位 國學院大学 10:55:01

1区 青木 区間12位 1:03:16/総合12位 1:03:16

2区 平林 区間7位 1:07:32/総合6位 2:10:48

3区 山本 区間5位 1:02:07/総合4位 3:12:55

4区 藤本 区間4位 1:01:48/総合5位 4:14:43

5区 伊地知 区間7位 1:12:27/総合4位 5:27:10

6区 島﨑 区間12位 0:59:59/総合4位 6:27:09

7区 上原 区間6位 1:03:21/総合3位 7:30:30

8区 高山 区間13位 1:05:32/総合3位 8:36:02

9区 坂本 区間10位 1:09:14/総合7位 9:45:16

10区 佐藤 区間4位 1:09:45/総合4位 10:55:01

4本柱で主将の中西大翔選手が故障で欠場する中、新しい戦力が躍動した箱根駅伝でしたね。往路は青木選手、平林選手、山本選手、伊地知選手の主力に加え、おそらく中西選手の代役になったであろう藤本選手がいずれも好走。しかも、平林選手、伊地知選手は全日本以降故障した時期もあったようで万全ではなかったとか。そんな中で往路4位と存在感を示しました。復路は初の箱根出走となる選手も多くどうなるかと思いましたが、6区島﨑選手が区間12位、7区上原選手が区間6位、8区高山選手が区間13位、9区坂本選手が区間10位、10区佐藤選手が区間4位と大崩れすることなく繋ぎ、往路順位と同じ総合4位でゴール。7区上原選手、10区佐藤選手の好走、8区高山選手の経験は来シーズンに必ず活きるでしょう。来シーズンも大学駅伝の中心にいることになると思いますが、未だ達成していない全日本・箱根の優勝に向けて頑張ってほしいですね。

 

5位 順天堂大学 10:55:18

1区 野村 区間6位 1:03:03/総合6位 1:03:03

2区 三浦 区間12位 1:08:11/総合8位 2:11:14

3区 伊豫田 区間7位 1:02:22/総合8位 3:13:36

4区 石井 区間15位 1:03:46/総合11位 4:17:22

5区 四釜 区間2位 1:10:19/総合6位 5:27:41

6区 村尾 区間17位 1:01:15/総合8位 6:28:56

7区 浅井 区間3位 1:03:04/総合7位 7:32:00

8区 平     区間3位 1:04:17/総合6位 8:36:17

9区 藤原 区間16位 1:10:19/総合8位 9:46:36

10区 西澤 区間1位 1:08:42/総合5位 10:55:18

令和のクインテットの最終年でしたね。往路は前回の経験者を並べ、戦前は往路優勝もあるのではないかと言われていましたが、区間二桁が二区間あり、叶いませんでした。ただ、前回出遅れた1区では野村選手が区間6位と良い流れを作り、5区四釜選手は区間2位(区間新)で走り、往路6位の立役者となりました。復路は6区の出だしで順位を落としてしまいましたが、7区初の箱根となった浅井選手が区間3位、8区平選手が前回の悔しさを晴らす区間3位の走りで4位まで浮上。9区で順位を落としてしまいましたが10区西澤選手が区間賞と素晴らしい走りで5位でFINISH。4年間の思いをのせた渾身の走りだったのではないでしょうか。来シーズンに向けては、やはり現4年生の卒業の影響が非常に大きそうです。現3年生は三浦選手、石井選手に次ぐ選手の登場が待たれます。現2年生世代は浅井選手、海老澤選手、油谷選手が大学駅伝を経験しました。これら選手を中心に全く違うチームとなって帰ってきてくれることでしょう。

 

6位 早稲田大学 10:55:21

1区 間瀬田 区間14位 1:03:23/総合14位 1:03:23

2区 石塚 区間10位 1:08:05/総合14位 2:11:28

3区 井川 区間2位 1:01:58/総合5位 3:13:26

4区 佐藤 区間6位 1:02:18/総合6位 4:15:44

5区 伊藤 区間6位 1:11:49/総合5位 5:27:33

6区 北村 区間3位 0:58:58/総合3位 6:26:31

7区 鈴木 区間12位 1:04:12/総合4位 7:30:43

8区 伊福 区間10位 1:05:20/総合4位 8:36:03

9区 菖蒲 区間9位 1:09:12/総合6位 9:45:15

10区 菅野 区間10位 1:10:06/総合6位 10:45:21

予選会4位から見事1年でシード圏内に戻ってきましたね。部員数が少ないため、選手層が決して厚いわけではない中、高校時代から名の知れた選手たちと叩き上げの選手が見事に融合し、素晴らしい結果だったのではないでしょうか。花田監督以下、目指しているところはもっと高いようですが、やるべきことをしっかりと積み上げて、また優勝を争うチームを作ってくることでしょう。レースを振り返ると、1区、2区はなんとか凌ぎ、3区井川選手が決意の走りで14位から5位まで順位を押し上げました。これで完全に流れに乗り、4区佐藤選手、5区伊藤選手はともに区間6位の走りを見せ、往路は5位で折り返しました。この二人は全日本の走りもそうでしたが、今シーズンは非常に安定した走りを見せてくれました。復路は6区に北村選手が戻ってきました。ぶれない走りで区間3位となりここで3位浮上。鈴木選手は区間12位と若干苦しい走りとなりましたが、8区以降の初の箱根となった伊福選手、菖蒲選手、菅野選手が区間10位、9位、10位と粘り、6位でフィニッシュ。井川選手、鈴木選手の抜ける穴は決して小さくないと思いますが、今回走らなかったメンバーには山口選手もいましたので、まだまだ早稲田は強くなりそうです。

 

7位 法政大学 10:55:28

1区 松永 区間3位 1:03:00/総合3位 1:03:00

2区 内田 区間8位 1:07:53/総合7位 2:07:53

3区 川上 区間13位 1:02:52/総合10位 3:13:45

4区 扇     区間7位 1:02:19/総合8位 4:16:04

5区 細迫 区間10位 1:12:49/総合8位 5:28:53

6区 武田 区間5位 0:59:18/総合5位 6:28:11

7区 宮岡 区間8位 1:03:46/総合6位 7:31:57

8区 宗像 区間1位 1:04:16/総合5位 8:36:13

9区 中園 区間5位 1:08:46/総合5位 9:44:59

10区 高須賀 区間13位 1:10:29/総合7位 10:55:28

戦前から総合5位が狙える戦力と思っていましたが、終始良い位置でレースを進めました。1区松永選手が六郷橋の上りで遅れたと思いましたが、タスキ渡しのタイミングでは区間3位で持ってきました。最後まで諦めない粘りの走りが法政に勢いをもたらしましたね。内田選手はエースが集結した2区でしっかりと67分台で走り切りました。少し前だとこのタイムなら区間賞トップレベルのタイムでしたが、今はこのタイムでも順位を落とすことになりますね。靴の影響もあると言われますが、確実に選手たちのレベルが上がっていると思います。3区川上選手、4区扇選手安定した走りでタスキを繋ぎ山へ。2年連続5区を担った細迫選手は前回のタイムを2分近く縮める素晴らしい走りで往路8位で折り返し。さらに強さを見せつけたのが復路でした。6区武田選手でうまく滑り出すと、7区宮岡選手が区間8位、8区宗像選手が区間賞、9区中園選手が区間5位の走りで9区終了時点で総合5位に。10区で区間賞を取った選手にも交わされてしまい、総合7位となりましたが、5位とは10秒差。持てる力を十分に発揮したのではないでしょうか。これで連続シードですね。今回4年生が4人走っており、卒業のダメージは大きいですが、今回走らなかった選手でも主力の小泉選手などがいますので、来年はもっと上を目指せるのではないかと思います。法政の躍進が楽しみです。

 

8位 創価大学 10:55:55

1区 横山 区間5位 1:03:02/総合5位 1:03:02

2区 ムルワ 区間6位 1:07:29/総合5位 2:10:31

3区 山森 区間14位 1:02:58/総合6位 3:13:29

4区 嶋津 区間8位 1:02:20/総合7位 4:15:49

5区 野沢 区間13位 1:13:26/総合10位 5:29:15

6区 濱野 区間4位 0:59:12/総合6位 6:28:27

7区 葛西 区間1位 1:02:43/総合5位 7:31:10

8区 桑田 区間9位 1:05:07/総合6位 8:36:17

9区 緒方 区間2位 1:08:23/総合4位 9:44:40

10区 石丸 区間15位 1:11:15/総合8位 10:55:55

4年連続シード獲得となりました。シード常連校の地位を固めつつありますね。1区は全日本に続き横山選手が担いました。六郷橋の上りで遅れるシーンがありましたが、ラストの粘り・追い上げで区間5位でタスキリレー。2区にムルワ選手が控える中、最高の立ち上がりとなりました。ムルワ選手は区間6位ではありましたが、総合5位をキープ。67分29秒で区間6位ですから、近年2区のレベルが一気に上がっています。3区山森選手は区間14位ではありましたが、62分58秒と好走、嶋津選手は前回のタイムには及びませんでしたが、区間8位と好走。1年生ながら5区を任された野沢選手が区間13位で73分台とわずかに後退。総合10位で往路を終えました。強さを見せつけたのは復路でしたよね。6区濱野選手が3年連続の山下りで区間4位の走りを見せ、4人を抜いて勢いをつけると、7区葛西選手が区間賞、8区桑田選手も区間9位と粘り、9区緒方選手が2年前の石津選手の走りに迫る素晴らしい走りで区間2位、総合4位まで浮上します。10区を任されたのは1年生の石丸選手であり、さすがに23km区間は苦しかったか区間15位で総合8位でフィニッシュ。石丸選手は出雲・全日本ともに出走しており、今後を期待されての起用であったのでしょう。今回も存在感を示すレースとなったと思います。来シーズンに向けては強い4年生世代(今回は6人出走)が卒業する影響が非常に大きくはありますが、3年生以下の強化も着々と進んでいますので、上位候補として上がってくるのではないでしょうか。

 

9位 城西大学 10:58:22

1区 野村 区間11位 1:03:13/総合11位 1:03:13

2区 斎藤 区間15位 1:08:46/総合15位 2:11:59

3区 キムタイ 区間11位 1:02:41/総合13位 3:14:40

4区 鈴木 区間18位 1:04:24/総合13位 4:19:04

5区 山本 区間1位 1:10:04/総合9位 5:29:08

6区 大沼 区間15位 1:00:32/総合10位 6:29:40

7区 林     区間9位 1:03:58/総合9位 7:33:38

8区 櫻井 区間14位 1:05:35/総合10位 8:39:13

9区 平林 区間8位 1:09:11/総合10位 9:48:24

10区 山中 区間6位 1:09:58/総合9位 10:58:22

1区野村選手が集団から秒差の区間11位で繋ぎ流れを作ると、2区1斎藤選手、3区斎藤選手、4区鈴木選手いずれも1年生が粘りの走りで順位を13位に下げるまでに留まり、5区の山本唯翔選手へ。前々回1年生ながら区間6位と好走した山本選手は山をスイスイと駆け上がり、区間新の区間賞で順位を4つ上げ、往路9位で折り返し。復路は全員箱根初出場の選手でしたが、大きなミスなくタスキを繋ぎ、総合9位で大手町に戻ってきました。特に9区平林選手、10区山中選手はそれぞれ区間8位、区間6位と追いかける東洋、明治、東京国際辺りから逃げる走りは素晴らしかったですね。今回走った選手さ全員3年生以下です。来年も今回のメンバーが残ると思うと、Top5も狙えるかもしれませんね。今回のシード権獲得でチームとしても勢いがついたと思いますので、来シーズンの躍進に期待しましょう。

 

11位 東洋大学 5:30:42

1区 児玉 区間17位 1:03:40/総合17位 1:03:40

2区 石田 区間19位 1:10:04/総合19位 2:13:44

3区 小林 区間9位 1:02:33/総合16位 3:16:17

4区 柏     区間13位 1:03:04/総合14位 4:19:21

5区 前田 区間5位 1:11:21/総合11位 5:30:42

6区 西村 区間13位 1:00:13/総合11位 6:30:55

7区 佐藤 区間15位 1:04:35/総合12位 7:35:30

8区 木本 区間1位 1:04:16/総合11位 8:39:46

9区 梅崎 区間4位 1:08:36/総合9位 9:48:22

10区 清野 区間9位 1:10:04/総合10位 10:58:26

18年連続のシード権はなんとか獲得しましたが、凸凹駅伝になってしまいましたね。松山選手が16人のエントリーから外れ、また直前で石田選手が体調不良、主力の九嶋選手や熊崎選手が欠場する中、なんとか掴み取ったシード権という印象でした。1区児玉選手が六郷橋手前で集団から遅れ、トップと54秒差の区間17位となると、2区石田選手は体調不良の影響もあったか、流れに乗れず一時最下位を走る苦しい走りにとなり総合19位で3区へ。3区初の箱根となった2年生の小林選手が難しい展開の中、62分33秒、区間9位の好走で順位を3つ上げます。4区は学生で唯一MGCの出場権を獲得している柏選手が初の箱根で淡々とペースを刻みます。区間13位と区間順位は二桁となってしまいましたが、ここでも順位を2つあげ14位で5区へ。区間エントリーで駅伝ファンがざわついた5区は主将の前田選手が担いました。展開が展開だけに序盤から突っ込み、苦しそうな表情を見せていましたが、気力で山を駆け上がり区間5位の好走。往路を11位で折り返します。東洋の往路を救ってくれた本当に頼りになるキャプテンです。4年間箱根皆勤賞で全て担う区間が異なる(8区、3区、9区、5区)というどんな状況でも安心して任せられる選手でしたね。巻き返しを図りたい復路ですが、6区区間13位、7区区間15位と序盤から追い上げることはできませんでした。いよいよシード権獲得に黄色信号が灯りつつあった8区で木本選手が区間賞の走りを見せ、10位が見える位置まで追い上げました。前回大会は4区で悔しい走りとなった木本選手でしたが、今回8区でリベンジを果たしました。追い上げムードができた中、9区梅崎選手が区間4位の好走を見せ9位に浮上。11位とは1分以上の差がつきました。10区は3年連続で清野選手が担いました。前回ほどの快走とはいきませんでしたが、追ってくる東京国際に一時詰められるも最後突き放す走りでシード権を確保しました。今回往路序盤は出遅れることが想定されていましたが、まさか2区途中では最後尾を経験することは想像だにしませんでした。その後も凸凹駅伝となってしまい、うまく上に上がることができませんでした。今回の悔しい経験をばねに来シーズンはぜひTOP3に戻ってきてほしいです。今回出られなかった松山選手を中心に、今回出走した石田選手、小林選手、西村選手、佐藤選手、梅崎選手もいますし、九嶋選手、熊崎選手など選手は揃っていると思います。2020年の箱根駅伝も10位となり、次の箱根では3位に戻ってきましたので、同様に来シーズンは鉄紺の逆襲を見せてくれるでしょう!

 

11位 東京国際大学 5:27:49

1区 山谷 区間10位 1:03:09/総合10位 1:03:09

2区 丹所 区間11位 1:08:06/総合10位 2:11:15

3区 白井 区間12位 1:02:44/総合12位 3:13:59

4区 ヴィンセント 区間1位 1:00:00/総合4位 4:13:59

5区 川端 区間14位 1:13:50/総合7位 5:27:49

6区 吉住 区間18位 1:01:49/総合9位 6:29:38

7区 山岸 区間13位 1:04:21/総合11位 7:33:59

8区 宗像 区間19位 1:06:32/総合12位 8:40:31

9区 村松 区間7位 1:09:07/総合11位 9:49:38

10区 堀畑 区間11位 1:10:20/総合11位 10:59:58

4年連続シードとはならず、シード権を逃すことに。前哨戦の戦いから、厳しい戦いになることも想定されましたが、それでもヴィンセント選手というゲームチェンジャーもいるので、シード権になんとか届くかと思いましたが、11位という結果に。区間一桁がヴィンセント選手の区間賞と9区村松選手の区間7位のみでしたね。特に復路については17位と下位に沈むこととなりました。ヴィンセント選手含む強い4年生が卒業し、新たなチームを作らないといけない状況です。現2年生世代は層が厚くなっていますし、どうやら留学生の入学もあるようで、来シーズンどのようなチームになって戻ってきてくれるか楽しみです。

 

12位 明治大学 5:31:29

1区 富田 区間1位 1:02:44/総合1位 1:02:44

2区 小澤 区間14位 1:08:43/総合13位 2:11:27

3区 森下 区間4位 1:02:05/総合7位 3:13:32

4区 尾崎 区間11位 1:02:48/総合10位 4:16:20

5区 吉川 区間15位 1:15:09/総合12位 5:31:29

6区 堀     区間8位 0:59:33/総合12位 6:31:02

7区 杉     区間1位 1:02:43/総合10位 7:33:45

8区 加藤 区間8位 1:05:06/総合9位 8:38:51

9区 下條 区間17位 1:10:53/総合12位 9:49:44

10区 漆畑 区間18位 1:11:53/総合12位 11:01:37

1区富田選手が区間賞の走りで素晴らしい滑り出し。2区小澤選手が各校のエースが集結する中で区間14位の68分台で粘りました。3区は1年生の森下選手が担い、区間4位と好走し、7位に浮上そ、流れを取り戻します。この後も上げていきたかったところではありますが、4区尾崎選手が区間11位、5区吉川選手が区間15位と上がりきらず、往路を12位で終えました。追い上げていきたい復路は6区堀選手が区間8位の走りで前を行く城西、東洋との差を詰めます。7区は初の箱根となった杉選手が快調に飛ばし、見事区間賞を獲得。総合10位に浮上し、シード圏内に入ってきました。8区加藤選手も区間8位と流れを繋ぎ9位まで浮上。シード権争いで優位に立ったかと思いましたが、9区、10区がそれぞれ区間17位、18位となり、総合12位でフィニッシュ。これで3年連続でシードを落とすことに。主力の櫛田選手、児玉選手の欠場が痛かった部分があったでしょうか。層の厚かった4年生世代が卒業します。今回も5人4年生が出走していますので、その穴は小さくないと思います。現時点での箱根経験者は3年生の児玉選手、杉選手、2年生の尾崎選手、1年生の吉川選手、森下選手、堀選手ですかね。これら選手を中心に、また予選会を勝ち上がり次回こそはシード権を獲得してほしいなと思います。

 

13位 帝京大学 11:03:29

1区 小野 区間16位 1:03:30/総合16位 1:03:30

2区 西脇 区間17位 1:09:13/総合16位 2:12:43

3区 小林 区間17位 1:04:12/総合17位 3:16:55

4区 柴戸 区間12位 1:02:52/総合15位 4:19:47

5区 新井 区間8位 1:12:33/総合14位 5:32:20

6区 山田 区間16位 1:00:58/総合14位 6:33:18

7区 北野 区間17位 1:04:59/総合15位 7:38:17

8区 山中 区間6位 1:04:52/総合14位 8:43:09

9区 末次 区間15位 1:09:57/総合13位 9:53:06

10区 日高 区間12位 1:10:23/総合13位 11:03:29

ここのところ、5年連続でシードを獲得しておりましたが、その連続記録が途絶えることに。遠藤選手をはじめ強い世代が抜けた翌年です。戦力的なダウンは否めないところではありましたが、箱根に向けてはしっかり仕上げてくる中野マジックがありますので、良い意味で期待を裏切ってくれるかとも思われましたが届かず。下級生4人が往路を担ったこと、8区で山中選手が区間6位で走ったことは来シーズンに向けてプラスになると思います。帝京大学はこのままでは終わらないと思いますので、来シーズンの帝京大学の活躍から目が離せないことになるのかもしれません。

 

14位 山梨学院大学 11:04:02

1区 木山 区間8位 1:03:05/総合8位 1:03:05

2区 ムルア 区間5位 1:07:22/総合4位 2:10:27

3区 村上 区間19位 1:04:31/総合14位 3:14:58

4区 北村 区間10位 1:02:46/総合12位 4:17:44

5区 新本 区間18位 1:15:55/総合16位 5:33:39

6区 髙田 区間10位 0:59:53/総合15位 6:33:32

7区 石部 区間9位 1:03:58/総合14位 7:37:30

8区 伊東 区間11位 1:05:25/総合13位 8:42:55

9区 髙木 区間18位 1:11:18/総合15位 9:54:13

10区 篠原 区間5位 1:09:49/総合14位 11:04:02

1区木山選手が区間8位と上々な滑り出し、2区ムルア選手が区間5位と続き、2区終了時に4位につける絶好のスタートとなりました。3区が区間19位となり順位を14位まで下げると、山上りでも順位を落とし、往路は16位で折り返し。一方、復路は9区で区間19位がありましたが、それ以外は区間10番前後かそれ以上となり、最終的に14位まで順位を上げました。木山選手、ムルア選手、篠原選手など好走した選手が4年生のため、4年生の卒業の影響は小さくなく、次回のシード権獲得に向けて3年生以下の強化が必要となりますね。

 

15位 東海大学 11:05:02

1区 梶谷 区間19位 1:04:07/総合19位 1:04:07

2区 石原 区間4位 1:07:09/総合11位 2:11:16

3区 花岡 区間6位 1:02:21/総合9位 3:13:37

4区 越     区間9位 1:02:31/総合9位 4:16:08

5区 杉本 区間17位 1:15:32/総合13位 5:31:40

6区 川上 区間9位 0:59:46/総合13位 6:31:26

7区 竹割 区間18位 1:05:20/総合13位 7:36:46

8区 神園 区間20位 1:07:00/総合15位 8:43:46

9区 竹村 区間11位 1:09:21/総合14位 9:53:07

10区 丸山 区間19位 1:12:55/総合15位 11:06:02

1区は区間19位と出遅れてしまいますが、2区に入ったエースの石原選手が序盤から突っ込んで前を追いました。横浜駅の定点で既に苦しそうな顔をしていましたが、その後も勢い衰えることなく、区間4位の走り。長い故障の影響を感じさせない走りでしたし、駅伝では本当に外さないなと改めて思わされました。3区花岡選手が区間6位、4区越選手が区間9位と好走し、4区終了時に総合9位とシード圏内に。しかし、ここからが苦しかったです。5区区間17位で往路は13位でフィニッシュ。ただ、この時点ではまだシード権を狙える位置でした。6区は経験者の川上選手が区間9位で駆け下るも順位は変わらず。7区以降は区間18位、区間20位、区間11位、区間19位と往路よりも順位を二つ下げることに。。。2019年大会で総合優勝し、2020年大会は総合2位、2021年大会は総合5位と近年は上位常連でしたが、前回大会で11位でシード権を落とすと今回は15位とさらに順位を下げました。スカウトも決して悪くないと思うので、故障者や体調不良者が戻ってくればまた上位争いをするだけのポテンシャルがあると思います。来シーズンは石原選手の最終学年ですね。ぜひ、石原選手を中心に強い東海大学を取り戻してほしいと思います。

 

16位 大東文化大学 11:06:08

1区 久保田 区間15位 1:03:24/総合15位 1:03:24

2区 ワンジル 区間20位 1:11:35/総合20位 2:14:59

3区 入濱 区間18位 1:04:25/総合20位 3:19:24

4区 大野 区間14位 1:03:16/総合19位 4:22:40

5区 菊地 区間12位 1:13:21/総合17位 5:36:01

6区 佐竹 区間6位 0:59:24/総合16位 6:35:25

7区 金田 区間15位 1:04:35/総合16位 7:40:00

8区 木山 区間18位 1:06:19/総合17位 8:46:19

9区 大谷 区間13位 1:09:46/総合17位 9:56:05

10区 谷口 区間8位 1:10:03/総合16位 11:06:08

予選会トップ通過の大東文化でしたが、ヨーイドンのレースと駅伝は違いがあったか、シード権獲得はなりませんでした。1区は区間15位と若干出遅れてスタートすると、上位に持ってくることが期待されたワンジル選手が区間20位と苦しい走りに。何かアクシデントがあったでしょうか。山は5区区間12位、6区区間6位と善戦し、6区終了時には16位まで上がるも、その後も中々追い上げ叶わず16位で大手町に戻ってきました。個々のレベルはこの1年で確実に上がったと思います。あとは、より展開に応じた走りが求められる駅伝というものにどれだけ対応できるかというところが、今後大東文化がシード校に戻るためには必要になるでしょうか。

 

17位 日本体育大学 11:06:32

1区 山崎 区間9位 1:03:08/総合9位 1:03:08

2区 藤本 区間12位 1:08:11/総合12位 2:11:19

3区 漆畑 区間10位 1:02:36/総合11位 3:13:55

4区 分須 区間20位 1:06:06/総合16位 4:20:01

5区 吉冨 区間19位 1:16:32/総合18位 5:36:33

6区 内山 区間11位 0:59:53/総合18位 6:36:26

7区 名村 区間11位 1:04:03/総合17位 7:40:29

8区 廣澤 区間12位 1:05:29/総合16位 8:45:58

9区 盛本 区間14位 1:09:50/総合16位 9:55:48

10区 大森 区間14位 1:10:44/総合17位 11:06:32

1区は山崎選手が区間9位と幸先の良い滑り出し。2区藤本選手も故障で夏場走れなかった中で68分11秒で走り切ったのはさすがでした。3区漆畑選手もレベルが高いレースの中で区間10位ではありますが、62分36秒と好走を見せました。しかし、4区、5区で区間20位、19位と連続して区間下位となり、往路は18位で折り返し。久々のシード権獲得に暗雲が垂れ込めます。復路も全て区間二桁(11位、12位、14位)と追い上げるまでとはいかず、総合17位でフィニッシュ。ここのところ苦しい戦いとなっている日体大ですが、藤本選手が抜ける来シーズンは正念場となるのではないでしょうか。箱根予選会で見せた総合力を来シーズン期待したいと思います。

 

18位 立教大学 11:10:38

1区 林     区間18位 1:04:05/総合18位 1:04:05

2区 國安 区間18位 1:09:37/総合18位 2:13:42

3区 関口 区間16位 1:04:01/総合19位 3:17:43

4区 馬場 区間16位 1:04:08/総合18位 4:21:51

5区 相澤 区間20位 1:17:00/総合20位 5:38:51

6区 内田 区間14位 1:00:30/総合20位 6:39:21

7区 服部 区間14位 1:04:28/総合19位 7:43:49

8区 山本 区間15位 1:05:50/総合19位 8:49:39

9区 中山 区間12位 1:09:44/総合18位 9:59:23

10区 安藤 区間15位 1:11:15/総合18位 11:10:38

55年ぶりの出場となった立教大学ですが、1区で出遅れて以降、終始下位でレースを進めることとなりました。ただ、往路を20位で折り返す中、復路では順位を二つ上げたのは収穫だったのではないでしょうか。今回走ったメンバーは皆3年生以下です。今回の箱根を通して感じたこと、得たことをチームに持ち帰り、チーム全体の底上げに繋げてくれることでしょう。来年はまた一段上のレベルでのレースを見たいと思います。常連校、強豪校になるための一歩を今回踏み出したことでしょう。

 

19位 国士舘大学 11:13:56

1区 綱島 区間13位 1:03:17/総合13位 1:03:17

2区 カマウ 区間9位 1:07:54/総合8位 2:11:11

3区 山本龍神 区間20位 1:04:40/総合15位 3:15:51

4区 清水 区間17位 1:04:16/総合17位 4:20:07

5区 山本雷我 区間11位 1:13:09/総合15位 5:33:16

6区 中島 区間19位 1:02:12/総合17位 6:35:28

7区 西田 区間19位 1:06:07/総合18位 7:41:35

8区 鈴木 区間16位 1:06:08/総合18位 8:47:43

9区 福井 区間20位 1:14:26/総合19位 10:02:09

10区 川勝 区間17位 1:11:47/総合19位 11:13:56

往路は総合15位で終えましたが、復路で順位を4つ落としてしまい、総合19位という結果に。1区綱島選手はスローペースな集団を自身で引っ張る積極性を見せてくれました。区間13位ではありましたが、大きくは出遅れていません。2区カマウ選手が区間9位の走りで総合8位まで上げ、流れを作ります。しかしながら、以降は区間20位が二つ、区間19位が二つなど、区間下位が多かったです。綱島選手を中心に仕上がっているのではないかと思いましたが、コンディションが万全ではなかったか。また予選会からの挑戦になりますが、個人的にはとても気になるチームですので、ぜひ来年も箱根路を、今度は前の方で駆け抜けてほしいと思います。頑張れ!国士舘大学

 

20位 専修大学 11:19:28

1区 千代島 区間20位 1:04:29/総合20位 1:04:29

2区 キサイサ 区間16位 1:09:05/総合17位 2:13:34

3区 成島 区間15位 1:03:45/総合18位 3:17:19

4区 新井 区間19位 1:05:46/総合19位 4:23:05

5区 冨永 区間16位 1:15:30/総合19位 5:38:35

6区 粟江 区間7位 0:59:30/総合19位 6:38:05

7区 中山 区間20位 1:06:36/総合20位 7:44:41

8区 野下 区間17位 1:06:17/総合20位 8:50:58

9区 南     区間19位 1:12:32/総合20位 10:03:30

10区 小島 区間20位 1:15:58/総合20位 11:19:28

チームの主力の木村選手、髙瀬選手などを欠く中、1区から区間20位と出遅れ、中々流れに乗れないまま終始下位でのレースとなりました。ただ、6区を走った粟江選手は区間6位と素晴らしい走りを見せてくれました。まだ3年生ですので、来年も箱根に出場し、この区間でアドバンテージを築きたいですよね。木村選手もまだ3年生です。ぜひ、連続出場を4年に延ばし、チーム状態が万全の中で、箱根に臨んでほしいなと思います。現3年生以下のメンバーは今回の思いも背負って来年は駆け抜けてくれると思います。

 

OP 関東学生連合 5:36:52

1区 新田(育英)1:02:59/1:02:59

2区 工藤(麗澤)1:10:07/2:13:06

3区 内野(関東学院)1:06:17/3:19:23

4区 山田(拓殖)1:04:51/4:24:14

5区 橋本(芝浦工業)1:12:38/5:36:52

6区 波多江(日本薬科)1:02:39/6:39:31

7区 榎本(明治学院)1:05:39/7:45:10

8区 佐藤(平成国際)1:08:18/8:53:28

9区 皆川(筑波)1:10:14/10:03:42

10区 貝川(慶應義塾)1:13:31/11:17:13

新田選手の飛び出しは今後も語られるかもしれませんね。育英大学のHPがアクセス集中で繋がりづらかったとか?5区橋本選手も区間9位相当ということで、強さを見せました。その他の選手も自身のチームではないものの、箱根駅伝の雰囲気、重み、などを肌で感じられたと思います。次回はぜひ母校のタスキを掛けて箱根路に帰ってきてほしいですよね。

 

今回の箱根、駒澤大学の安定した走りが目立つ大会ではありましたが、優勝した駒澤大学でさえ、体調不良等で万全なオーダーを組めなかったようです。それだけ、箱根駅伝の重圧もあったのかもしれませんね。既に1月4日から新チームが始動した大学が取り上げられていましたが、次の箱根への戦いは始まったということでしょう。この1年各チームがどんな取り組みを行い、エース力の向上、チーム力の向上、山への対応をしてくるか、今から本当に楽しみです。9区で3位争いが一時6人となったように、各校の戦力がかなり拮抗していることを改めて感じました。4年生が抜けるダメージが大きい大学、小さい大学とあると思いますが、来シーズンに向けて、それぞれがそれぞれのチームカラーを作り上げてくれることが楽しみでなりません。今回は4年生の層が厚い大学が多かったので、大学駅伝の勢力図も変わりそうですね。10年近くトップの座にいる青山学院は多くの4年生が抜けます。もしかした、来シーズンは一つの分岐点かもしれません。今回の箱根駅伝は終わりました。ですが、その一方で次の箱根に向けた戦いは既に始まっています。選手たちが全てを差し置いて、陸上競技に打ち込む姿に心打たれながら、今回の投稿を締めさせていただきます。

(今年はここで途切らさず、続けられるよう頑張ります。)

箱根駅伝2023 復路、直前書けるだけ

激戦、混戦から一夜が明け、復路の日となりました。優勝を狙う駒澤・中央・青山学院、4位國學院から13位東海までは復路でも順位変動が激しくなりそうです。最後の最後まで目が離せませんね。さて、復路のオーダーが確定したので、各校のオーダーと想定される狙いを見ていきたいと思います。(敬称略)*赤字は当日変更

 

駒澤大学

6 伊藤蒼唯 - 7 安原太陽 - 8 赤星勇斗 - 9 山野力 - 10 青柿響

6区に伊藤選手、8区に赤星選手が入りました。花尾選手が交代することに。万全というオーダーではないのかもしれません。6区伊藤選手がどれだけ粘れるかが鍵になります。

 

中央大学

6 若林陽大 - 7 千守倫央 - 8 中澤雄大 - 9 湯浅仁 - 10 助川拓海

7区に千守選手が入りました。6区は山下りのスペシャリストの若林選手です。6区終了時にトップに立ちたいところ。7区以降は上級生が並びますので、ここまで来たら総合優勝に向け爆走してほしい。

 

青山学院大学

6 西川魁星 - 7 佐藤一世 - 8 田中悠登 - 9 岸本大紀 - 10 中倉啓敦

8区に田中選手、9区に岸本選手が入りました。中村選手は入らずということ。もしかしたら、青学は復路も万全ではないのかもしれません。ただ、戦力は十分です。復路中盤でトップに追いつくかもしれません。

 

國學院大学

6 島﨑慎愛 - 7 上原琉翔 - 8 高山豪起 - 9 坂本健悟 - 10 佐藤快成

10区に佐藤選手が入りました。中西選手は結局入らずでしたね。追い上げてくる大学も強いと思いますので、表彰台を目標に後ろを突き放したいところ。7区以降は初出場の選手だと思いますが、これがどう作用するか。

 

早稲田大学

6 北村光 - 7 鈴木創士 - 8 伊福陽太 - 9 菖蒲敦司 - 10 菅野雄太

7区に鈴木選手、10区に菅野選手が入りました。6区、7区で上位争いに食い込んでいきたい。8区以降は初の箱根となる選手です。シード権争いに巻き込まれないようにしたい。

 

順天堂大学

6 村尾雄己 - 7 浅井皓貴 - 8 平駿介 - 9 藤原優希 - 10 西澤侑真

7区に浅井選手、10区に西澤選手が入りました。序盤でシード権争いに巻き込まれないようにし、一つでも上の順位を狙いたい。10区西澤選手に笑顔でゴールしてほしいですね。

 

東京国際大学

6 吉住颯 - 7 山岸柊斗 - 8 宗像聖 - 9 村松敬哲 - 10 堀畑佳吾

6区に吉住選手、8区に宗像選手が入りました。前回の再現なるか、大手町では順位を上げてゴールしたい。

 

法政大学

6 武田和馬 - 7 宮岡幸大 - 8 宗像直輝 - 9 中園慎太朗 - 10 高須賀大勢

8区に宗像選手、9区に中園選手が入りました。6区で一気に4位まで押し上げ、シード権を確かなものにしたい。

 

城西大学

6 大沼良太郎 - 7 林晃耀 - 8 桜井優我 - 9 平林樹 - 10 山中秀真

後ろから追ってくる選手をうまく使ってシード圏内でレースを進めたい。なんとか粘ってシードを獲得したい。

 

創価大学

6 濱野将基 - 7 葛西潤 - 8 桑田大輔 - 9 緒方貴典 - 10 石丸惇那

復路も変更なしでしたね。8区以降の展開が気になるところ。特に10区は1年生石丸選手です。なんとか粘り切りたいところ。復路後半をリラックスして走るためにも7区までにシード権争いから抜け出したいところ。

 

東洋大学

6 西村真周 - 7 佐藤真優 - 8 木本大地 - 9 梅崎蓮 - 10 清野太雅

7区に佐藤選手、8区に木本選手、9区に梅崎選手が入りました。前回は往路9位から総合4位まで上げています。今回も再現なるか。7区までにシード権内に入り、8区以降じわじわと追い上げたい。

 

明治大学

6 堀颯介 - 7 杉彩文海 - 8 加藤大 - 9 下條乃將 - 10 漆畑瑠人

8区に加藤選手、10区に漆畑選手が入りました。6区堀選手がどこまで下れるかがシード権獲得に向けた鍵となります。なんとかシード権を獲得したい。

 

東海大学

6 川上勇士 - 7 竹割真 - 8 神薗竜馬 - 9 竹村拓真 - 10 丸山真孝

7区に竹割選手、8区に神薗選手、10区に丸山選手が入りました。4年生で固いオーダーが組めたと思ったのですが、3人交代することに。6区川上選手でシード権内に入っておきたい。

 

帝京大学

6 山田一 - 7 北野開平 - 8 山中博生 - 9 末次海斗 - 10 日高拓夢

6区に山田選手、7区に北野選手が入りました。序盤で前に追いつき、その後も粘りの走りが求められます。

 

国士舘大学

6 島弘 - 7 西田大智 - 8 鈴木伸弥 - 9 福井大夢 - 10 川勝悠雅

6区に中島選手、8区に鈴木選手、9区に福井選手、10区に川勝選手が入りました。

 

山梨学院大学

6 髙田尚暉 - 7 石部夏希 - 8 伊東大暉 - 9 髙木翔瑛 - 10 篠原楓

7区に石部選手が入りました。

 

大東文化大学

6 佐竹勇樹 - 7 金田龍心 - 8 木山凌 - 9 大谷章紘 - 10 谷口辰熙

8区に木山選手、10区に谷口選手が入りました。

 

日本体育大学

6 内山峻一 - 7 名村樹哉 - 8 廣澤優斗 - 9 盛本聖也- 10 大森椋太

7区に名村選手、8区に廣澤選手、9区に盛本選手、10区に大森選手が入りました。

 

専修大学

6 粟江倫太郎 - 7 中山敦貴 - 8 野下稜平 - 9 南里樹- 10 小島光佑

8区に野下選手が入りました。

 

立教大学

6 内田賢利 - 7 服部凱杏 - 8 山本羅生 - 9 中山凛斗 - 10 安藤圭佑

予定通り?、変更なしですね。最後まで自校の襷を繋げてほしい。

 

関東学生連合

6 波多江隆人 - 7 榎本晃大 - 8 佐藤碧 - 9 皆川和範 - 10 貝川裕亮

復路でも見せ場を作れるか。

 

総合順位予想(10位まで)

1位 青山学院

2位 中央

3位 駒澤

4位 順天堂

5位 東洋

6位 國學院

7位 法政

8位 早稲田

9位 明治

10位 創価

 

区間賞予想(敬称略)

6区 武田(法政)

7区 佐藤(青山学院)

8区 中澤(中央)

9区 岸本(青山学院)

10区 清野(東洋)

 

天候としては、平地に戻ってからは若干向かい風でしょうか。また気温も上がるようですので、時間をかけて走り込んできた上級生を中心のオーダーとできた大学が順位を上げてくるような気がします。

復路で箱根駅伝は終わります。どんな結果になるか全く予想がつきませんが、復路も激戦が繰り広げられることは間違いないでしょう。

選手の皆さんが無事に走り切ることを願っております。

箱根駅伝2023 往路 結果と感想

箱根駅伝2023の往路が終わりました。毎年のことながらあっという間に終わってしまいます。今回は首位争いが抜きつ抜かれつの非常に面白い展開でしたね。シード権争いも混戦が予想され、復路も楽しみです。さて、各校の結果を振り返っていきたいと思います。(敬称略)

 

1位 駒澤大学  5:23:10

1区 円  区間2位 1:02:53/総合2位 1:02:53

2区 田澤 区間3位 1:06:34/総合2位 2:09:27

3区 篠原 区間2位 1:01:58/総合2位 3:11:25

4区 鈴木 区間3位 1:01:00/総合1位 4:12:25

5区 山川 区間4位 1:10:45/総合1位 5:23:10

独走という展開ではなく、抜きつ抜かれつの集中力が必要な展開でしたが、5人がミスなく繋ぎ、往路優勝を果たしました。円選手が初の箱根とは思えない素晴らしい走りで絶好の滑り出し。田澤選手は体調が万全でない中でもレベルの高いところでまとめました。これが後に活きましたよね。前回後退した3区も区間2位で先頭が見える位置でタスキリレー。4区鈴木選手がついに先頭を捉えました。後ろからきた青学太田選手には並ばれましたが、最後の絞り出しで前には行かせませんでした。5区は1年生の山川選手が落ち着いた走りで中央に追い付かせず、そのまま逃げ切りました。区間賞はありませんでしたが、ミスが全くありませんでした。2位の中央とは30秒差、3位青学とは2分3秒差でまだまだ気が抜けない状況ではあります。

復路メンバーは、帰山 - 安原 - 花尾 - 山野 - 青柿で登録されていますが、補欠にはスーパールーキーの佐藤選手、ハーフで結果を残す赤星選手も残っておりどこかに登場するかもしれませんね。早いうちにビクトリーロードとしたいと思いますので、6区、7区はミスなく進めたい。

 

2位 中央大学 5:23:40

1区 溜池 区間4位 1:03:02/総合4位 1:03:02

2区 吉居大和 区間1位 1:06:22/総合1位 2:09:24

3区 中野 区間1位 1:01:51/総合1位 3:11:15

4区 吉居駿恭 区間5位 1:01:49/総合3位 4:13:04

5区 阿部 区間3位 1:10:36/総合2位 5:23:40

素晴らしい結果であったと思います。1区溜池選手が区間4位で素晴らしい立ち上がりを見せると、2区吉居大和選手、3区中野選手が連続区間賞で主導権を握ります。特に大和選手がエースたちが集まった2区で区間賞を獲得したのが大きかったです。4区吉居駿恭選手も駒澤、青学に抜かれはしましたが、大きく遅れることなく、5区阿部選手へ。阿部選手は2度目の山上り。懸命に前を追いましたが、なかなか詰まらず、追いつくことはできませんでしたが、タイム差は30秒。中央は復路は若林 - 白川 - 中澤 - 湯浅 - 助川と並べています。6区に自信を持っていると思いますので、6区で駒澤に追いつきたいところです。

 

3位 青山学院大学 5:25:13

1区 目片 区間7位 1:03:04/総合7位 1:03:04

2区 近藤 区間2位 1:06:24/総合3位 2:09:28

3区 横田 区間8位 1:02:23/総合3位 3:11:51

4区 太田 区間2位 1:00:35/総合2位 4:12:26

5区 脇田 区間9位 1:12:47/総合3位 5:25:13

わずかに噛み合わなかったか。1区目片選手は決して悪い走りではありませんでしたが、駒澤に先行される展開。しかし、近藤選手が田澤選手を上回りほぼ同着で3区へ。初の箱根となった横田選手が序盤から攻めの走りを見せるも、終盤で駒澤に置いていかれ、30秒近い差がつきました。しかし、ここでずるずるいかないのが青学ですよね。4区太田選手が前回の走りを彷彿とさせる素晴らしい追い上げを見せ、ほぼ同時で5区へ繋ぎました。5区は当日変更の脇田選手。元々6区に向けた準備をしていたようで急遽の出走となり、さすがにハイペースの駒澤、中央にはついていけなかったか。2分3秒差は簡単ではありませんが、ミスがあれば一つの区間で追いつくタイムです。青学としては、じわじわと追い上げ駒澤、中央を焦らせたいところ。復路は西川 - 佐藤 - 荒巻 - 塩出 - 中倉で並んでいますが、9区は岸本選手と原監督が明言しています。前回MVPの中村選手、ハーフで実績のある田中選手も控えますので、復路はまだまだ追い上げ可能です。

 

4位 國學院大学 5:27:10

1区 青木 区間12位 1:03:16/総合12位 1:03:16

2区 平林 区間7位 1:07:32/総合6位 2:10:48

3区 山本 区間5位 1:02:07/総合4位 3:12:55

4区 藤本 区間4位 1:01:48/総合5位 4:14:43

5区 伊地知 区間7位 1:12:27/総合4位 5:27:10

國學院もわずかに噛み合わなかったか。本来なら中西選手が往路に来ても、というところですが、いろいろあって、ということで往路は走りませんでした。復路も走らないかもしれませんね。ただ、ベストオーダーではない中、1区青木選手が大きく遅れることなく繋ぎ、2区平林選手から5区伊地知選手まで区間7位以上の安定した走り。地力の高さを見せました。駒澤とは4分差あり、そう簡単には追いつけない距離ですが諦めずにタスキを繋いでほしいです。前田監督は下級生の起用するような発言をなさっていたようなので、来シーズンに向けても楽しみです。

 

5位 早稲田大学 5:27:33

1区 間瀬田 区間14位 1:03:23/総合14位 1:03:23

2区 石塚 区間10位 1:08:05/総合14位 2:11:28

3区 井川 区間2位 1:01:58/総合5位 3:13:26

4区 佐藤 区間6位 1:02:18/総合6位 4:15:44

5区 伊藤 区間6位 1:11:49/総合5位 5:27:33

予選会校で最も良い順位、かつトップ5で往路を終えました。1区間瀬田選手が区間14位ではあるが、大きく遅れることなく粘り、2区石塚選手も実績的には格上の選手が揃う中、区間10位と粘りの走り。圧巻は井川選手でした。区間2位で9人を抜き、一気に5位まで浮上しました。ポテンシャルは高いが、何か足りないと今年一年全てを見直し見事な走り。早稲田に勢いをつけました。4区佐藤選手、5区伊藤選手はそれぞれ区間6位で5位をキープし、往路FINISH。シードはかなり固いところまで来たのではないでしょうか。復路は北村 - 小指 - 伊福 - 菖蒲 - 辻と並んでおり、補欠にはキャプテンの鈴木選手、ルーキーの山口選手などが控えます。復路前半でシード権争いに巻き込まれないよう、良いスタートを切りたいですね。山口選手が7区、鈴木選手が9区に入ってくるか?

 

6位 順天堂大学 5:27:41

1区 野村 区間6位 1:03:03/総合6位 1:03:03

2区 三浦 区間12位 1:08:11/総合8位 2:11:14

3区 伊豫田 区間7位 1:02:22/総合8位 3:13:36

4区 石井 区間15位 1:03:46/総合11位 4:17:22

5区 四釜 区間2位 1:10:19/総合6位 5:27:41

ちょっと凸凹になってしまいました。前回遅れた1区では野村選手が区間6位と好走。ただ、2区三浦選手が区間12位とハイレベルな2区ではありますが、今回も区間二桁の走りで後退。前を追いかけたい3区伊豫田選手でしたが、追いきれず、4区石井選手は前回好走している区間でしたが、区間15位とさらに後退。主力を注ぎ込んだ往路で苦しい展開になっていました。しかし、5区四釜選手が区間2位と5人抜きで6位まで浮上し、復路に繋げました。復路は村尾 - 海老澤 - 平 - 藤原 - 内田と並んでいますが、西澤選手、浅井選手辺りはどこかで入ってくるでしょう。箱根初出場の選手もいますので、なんとか粘ってシード権争いに巻き込まれないようにしたい。

 

7位 東京国際大学 5:27:49

1区 山谷 区間10位 1:03:09/総合10位 1:03:09

2区 丹所 区間11位 1:08:06/総合10位 2:11:15

3区 白井 区間12位 1:02:44/総合12位 3:13:59

4区 ヴィンセント 区間1位 1:00:00/総合4位 4:13:59

5区 川端 区間14位 1:13:50/総合7位 5:27:49

往路7位は好成績だったのではないでしょうか。本来は1区山谷選手、2区丹所選手、3区白井選手でもう少し上につけたかったところだったと思いますが、それほど秒差がない12位でヴィンセント選手に渡せたのが大きかったですね。前に見えるランナーをどんどん抜いていき、区間新の走りで一気に4位まで浮上。山上りで7位まで後退しましたが、シード圏内で折り返し。復路は戦力的には苦しいところもあるかもしれませんが、前回もそう思われていたであろう中で順位を二つ上げて大手町に戻ってきています。復路は林 - 山岸 - 川内 - 村松 - 堀畑と並んでいますが、補欠に回っている宗像選手、冨永選手辺りは登場してくるでしょう。とにかく、いかに粘れるか、それに尽きます。

 

8位 法政大学 5:28:53

1区 松永 区間3位 1:03:00/総合3位 1:03:00

2区 内田 区間8位 1:07:53/総合7位 2:07:53

3区 川上 区間13位 1:02:52/総合10位 3:13:45

4区 扇  区間7位 1:02:19/総合8位 4:16:04

5区 細迫 区間10位 1:12:49/総合8位 5:28:53

3区、4区の当日変更が復路に回るかなぁと思っていた選手ではありましたが、結果的に良かったのではないかと思います。1区松永選手が区間3位と素晴らしい走りで流れを作り、エース内田選手も好走。3区以降も大きく崩れることなく、8位で折り返し。復路は武田 - 宮岡 - 清水 - 山本 - 高須賀と並んでおり、6区武田選手のところでシード権争いから抜け出したいところ。補欠には前回出走の中園選手、小泉選手も控えていますので、8区以降大事なところで登場するかもしれません。

 

9位 城西大学 5:29:08

1区 野村 区間11位 1:03:13/総合11位 1:03:13

2区 斎藤 区間15位 1:08:46/総合15位 2:11:59

3区 キムタイ 区間11位 1:02:41/総合13位 3:14:40

4区 鈴木 区間18位 1:04:24/総合13位 4:19:04

5区 山本 区間1位 1:10:04/総合9位 5:29:08

往路を賑わすと目されてもいた城西は4区まで区間二桁が続きましたが、5区山本選手が区間新で区間賞の走りを見せ、一気にシード圏内に入ってきました。復路は大沼 - 久保出 - 桜井 - 平林 - 木村と並んでおり、他校の選手の力も借りながら粘りたいところ。

 

10位 創価大学 5:29:15

1区 横山 区間5位 1:03:02/総合5位 1:03:02

2区 ムルワ 区間6位 1:07:29/総合5位 2:10:31

3区 山森 区間14位 1:02:58/総合6位 3:13:29

4区 嶋津 区間8位 1:02:20/総合7位 4:15:49

5区 野沢 区間13位 1:13:26/総合10位 5:29:15

往路優勝もあるか、と言われていた創価大学ですが、思ったよりは下の順位だったか。1区横山選手が区間5位と好走し、上々の立ち上がり。ムルワ選手も区間6位と悪くない走りでしたが、ここでもう少し上がっておきたかったか。4区嶋津選手も前回ほどの走りとはいかず、2区以降少しずつ順位を下げ、10位で往路FINISH。復路さ濱野 - 葛西 - 桑田 - 緒方 - 石丸と並んでおり、7区終了時にはシード権争いから抜け出していたい。ミスすると一気にシード圏外に弾き出されてしまうので、長い距離も安定して走れる新家選手はどこかで登場するでしょう。連続シードを維持できるか。

 

11位 東洋大学 5:30:42

1区 児玉 区間17位 1:03:40/総合17位 1:03:40

2区 石田 区間19位 1:10:04/総合19位 2:13:44

3区 小林 区間9位 1:02:33/総合16位 3:16:17

4区 柏  区間13位 1:03:04/総合14位 4:19:21

5区 前田 区間5位 1:11:21/総合11位 5:30:42

往路は苦戦すると思っていましたが、シード圏内には入ってくるだろうと思ってはいました。しかしながら、11位と3大会前総合10位となった時と同じ11位で折り返し。1区、2区が想定以上に悪かったと思います。2区石田選手は直前に体調不良もあったそうで万全でない中、よく繋いだということでしょう。しかし、3区以降は着実に順位を上げ、11位でゴール。3区2年生の小林選手の好走は収穫でしたし、4区柏選手、5区前田選手の4年生の意地の走りは感動しました。特に前田選手は苦しい台所事情で5区に回ったとも考えられますが、しっかりと仕事をしました。本当に頼れる主将ですね。さて、復路に向けては西村 - 熊崎 - 網本 - 九嶋 - 清野と登録されており、補欠には梅崎選手、佐藤選手などが入っており、場合によっては入ってくるでしょう。復路は自信があると思うので早いうちにシード圏内に入り、前回大会のように一つ一つ前を追っていきたい。

 

12位 明治大学 5:31:29

1区 富田 区間1位 1:02:44/総合1位 1:02:44

2区 小澤 区間14位 1:08:43/総合13位 2:11:27

3区 森下 区間4位 1:02:05/総合7位 3:13:32

4区 尾崎 区間11位 1:02:48/総合10位 4:16:20

5区 吉川 区間15位 1:15:09/総合12位 5:31:29

1区富田選手が最高の滑り出しを見せましたが、その後は凸凹駅伝となり、12位でゴール。2区のレベルが高すぎ、2区で一気に13位まで後退し、流れが変わったかもしれませんね。復路は堀 - 杉 - 斎藤 - 下條 - 新谷で登録されていますが、加藤選手、児玉選手はどこかで登場あるか。ただ児玉選手が万全なら往路な気がする部分はあります。。シード権獲得に向けては、6区の走り次第というところでしょう。

 

13位 東海大学 5:31:40

1区 梶谷 区間19位 1:04:07/総合19位 1:04:07

2区 石原 区間4位 1:07:09/総合11位 2:11:16

3区 花岡 区間6位 1:02:21/総合9位 3:13:37

4区 越  区間9位 1:02:31/総合9位 4:16:08

5区 杉本 区間17位 1:15:32/総合13位 5:31:40

1区で19位と出遅れた中、中盤は良い位置に付けていましたが、山で順位を落とし13位で折り返し。吉田響選手の欠場は痛かったと言わざるを得ないですが、2区から4区はしっかりと走ったと思います。シード権は十分可能性があります。復路は4年生で固めており、大崩れはしないのではないかと思います。6区川上選手で一気にシード圏内に入りたい。

 

14位 帝京大学 5:32:20

1区 小野 区間16位 1:03:30/総合16位 1:03:30

2区 西脇 区間17位 1:09:13/総合16位 2:12:43

3区 小林 区間17位 1:04:12/総合17位 3:16:55

4区 柴戸 区間12位 1:02:52/総合15位 4:19:47

5区 新井 区間8位 1:12:33/総合14位 5:32:20

6年連続シードに向けて苦しい結果になりました。復路は上級生中心です。世界一諦めの悪いチームの真骨頂を見せてもらいましょう!

 

15位 国士舘大学 5:33:16

1区 綱島 区間13位 1:03:17/総合13位 1:03:17

2区 カマウ 区間9位 1:07:54/総合8位 2:11:11

3区 山本龍神 区間20位 1:04:40/総合15位 3:15:51

4区 清水 区間17位 1:04:16/総合17位 4:20:07

5区 山本雷我 区間11位 1:13:09/総合15位 5:33:16

1区綱島選手はスローペースで始まった中、自信でペースメイクをした積極性は素晴らしかったです。2区終了時に8位まで浮上しましたが、以降は区間二桁で15位まで順位を下げることに。シード権まで約4分。厳しい差ではありますが、一つずつ前を追いたいところ。

 

16位 山梨学院大学 5:33:39

1区 木山 区間8位 1:03:05/総合8位 1:03:05

2区 ムルア 区間5位 1:07:22/総合4位 2:10:27

3区 村上 区間19位 1:04:31/総合14位 3:14:58

4区 北村 区間10位 1:02:46/総合12位 4:17:44

5区 新本 区間18位 1:15:55/総合16位 5:33:39

1区木山選手、2区ムルア選手で流れを掴んだかに思いましたが、3区19位、5区18位と区間下位に沈み、16位で折り返し。シード権までは4分以上ありますが、諦めずに来年に繋がる走りをしたいところ。

 

17位 大東文化大学 5:36:01

1区 久保田 区間15位 1:03:24/総合15位 1:03:24

2区 ワンジル 区間20位 1:11:35/総合20位 2:14:59

3区 入濱 区間18位 1:04:25/総合20位 3:19:24

4区 大野 区間14位 1:03:16/総合19位 4:22:40

5区 菊地 区間12位 1:13:21/総合17位 5:36:01

予選会トップ通過の大東文化がまさかの17位に。2区ワンジル選手の区間20位が痛かったか。何かアクシデントがあったのでしょうか。真名子監督新体制で間違いなく走力はついたと思いますが、流れを変えられるだけの走りとはいかなかったか。駅伝は流れが大事と感じると同時に難しいとも思わされますね。

 

18位 日本体育大学 5:36:33

1区 山崎 区間9位 1:03:08/総合9位 1:03:08

2区 藤本 区間12位 1:08:11/総合12位 2:11:19

3区 漆畑 区間10位 1:02:36/総合11位 3:13:55

4区 分須 区間20位 1:06:06/総合16位 4:20:01

5区 吉冨 区間19位 1:16:32/総合18位 5:36:33

1区山崎選手の好走もあり、3区終了時には11位と好位置につけていましたが、4区20位、5区18位で一気に順位を下げました。シード権は苦しいかもしれませんが、一つでも上の順位を狙いたい。

 

19位 専修大学 5:38:35

1区 千代島 区間20位 1:04:29/総合20位 1:04:29

2区 キサイサ 区間16位 1:09:05/総合17位 2:13:34

3区 成島 区間15位 1:03:45/総合18位 3:17:19

4区 新井 区間19位 1:05:46/総合19位 4:23:05

5区 冨永 区間16位 1:15:30/総合19位 5:38:35

やはり、1区木村選手の欠場は痛かったです。1区20位と出遅れると、巻き返すことができず終始区間下位のレースとなりました。復路は7チームの一斉スタートに一つでも上の順位を狙いたい。

 

20位 立教大学 5:38:51

1区 林  区間18位 1:04:05/総合18位 1:04:05

2区 國安 区間18位 1:09:37/総合18位 2:13:42

3区 関口 区間16位 1:04:01/総合19位 3:17:43

4区 馬場 区間16位 1:04:08/総合18位 4:21:51

5区 相澤 区間20位 1:17:00/総合20位 5:38:51

55年ぶり出場の立教でしたが、苦しい結果に。ただ、走る選手は全て3年生以下です。今回の出場で一つでも多く得るものがあればと思います。諦めず、江戸紫の襷を大手町まで運んでほしいです。

 

OP 関東学生連合 5:36:52

1区 新田(育英)1:02:59/1:02:59

2区 工藤(麗澤)1:10:07/2:13:06

3区 内野(関東学院)1:06:17/3:19:23

4区 山田(拓殖)1:04:51/4:24:14

5区 橋本(芝浦工)1:12:38/5:36:52

1区新田選手の一人飛び出す走りは本当にカッコよかったです。ラストは痙攣気味だったように見えましたが、それでも区間3位相当は立派です。その他の大学の選手もみなさん精一杯走ったと思います。来年は自校のタスキを箱根路に持ってきたいという思いをより一層強くされているのではないでしょうか。

 

戦前二強と目されていましたが、トップ駒澤に続き、中央が割って入りましたね。青学はベストメンバーではなかったと思いますが、駒澤との差を2分3秒に留めたのは復路に希望が持てるのではないでしょうか。諦めるタイム差ではないと思います。優勝争いはこの3校に絞られた感はありますが、上位陣にミスがあれば、4位以降の大学にもチャンスがあると思います。一方で復路も戦力の厚い法政、創価、東洋、明治辺りはしっかり上がってくると思うので、國學院・早稲田・順天堂辺りは一歩間違うとシード権争いに巻き込まれてしまうと思います。単独走も増える復路ですので、とにかくミスのない走り、かつ1秒を大切にする走りが肝要で、それを貫いた大学が復路順位の上位に来るでしょう。

 

総合順位予想

1位 駒澤

2位 青山

3位 中央

4位 國學院

5位 東洋

箱根駅伝2023 往路、直前書けるだけ

年が明け、ニューイヤー駅伝も終わり、いよいよ箱根駅伝往路の日となりました。天気予報を見ると、往路は若干の追い風になる箇所もあり、気温は高くもなく、低くもなくというところでしょうか。ただ、山は気温が下がりますので、その部分の対応も万全に選手たちには挑んでほしいですね。さて、6時50分に当日のオーダー変更が提出され、往路のオーダーが確定しました。各校見ていきながら、感想と最後に往路の順位&各区の区間賞を予想したいと思います。(敬称略) *赤字は当日変更

青山学院大学

1 目片将大 - 2 近藤幸太郎 - 3 横田俊吾 - 4 太田蒼生 - 5 脇田幸太朗

4区太田選手、5区脇田選手に当日変更です。上りは脇田選手の調子が非常に良いのか、若林選手のコンディションが整わなかったか。いずれにしても71分台で走る力はあるということでしたので、初の箱根ではありますが、同等に戦えるでしょうか。打倒駒澤を目指すには4区では首位に立ちたいところ。

 

順天堂大学

1 野村優 - 2 三浦龍司 - 3 伊豫田達弥 - 4 石井一希 - 5 四釜峻佑

1区に野村選手、2区に三浦選手、5区に四釜選手が入りました。順当なオーダーでしょう。1区野村選手がうまく流れれば、2区三浦選手でトップに立つことも可能です。3、4、5区は前回経験者ですので、やはり2区までに流れを掴みたいところ。

 

駒澤大学

1 円健介 - 2 田澤廉 - 3 篠原倖太朗 - 4 鈴木芽吹 - 5 山川拓馬

3区に篠原選手、5区に山川選手が入りました。山川選手の上りが楽しみです。3区は前回遅れている区間ですので、スピードもある篠原選手に託すことに。ルーキー佐藤選手は復路で登場でしょうか。2区終了時にトップに立ち、優位にレースを進めたいところ。

 

東洋大学

1 児玉悠輔 - 2 石田洸介 - 3 小林亮太 - 4 柏優吾 - 5 前田義弘

変更なしでした。2区石田選手、3区小林選手の2年生コンビの走りが東洋の明暗を分けると思います。4区、5区はじわじわ追い上げられると思うので、3区で一つでも上に立っておきたい。

 

東京国際大学

1 山谷昌也 - 2 丹所健 - 3 白井勇佑 - 4 イエゴン・ヴィンセント - 5 川端拳史

3区に白井選手、4区にヴィンセント選手が入りました。万全のオーダーではないでしょうか。1区、2区の二人が前回大会のような走りができれば往路優勝も見えてきます。

 

中央大学

1 溜池一太 - 2 吉居大和 - 3 中野翔太 - 4 吉居駿恭 - 5 阿部陽樹

2区吉井大和選手、3区中野選手に変更されました。1区はハイペースで引っ張る選手がいなそうなので、溜池選手は集団で力を溜めて、ラストで抜け出したいところ。1区がうまく流れれば、往路優勝に近づくと思います。大和選手がいかに権太坂、戸塚の壁を攻略するか楽しみです。

 

創価大学

1 横山魁哉 - 2 フィリップムルワ - 3 山森龍暁 - 4 嶋津雄大 - 5 野沢悠真

変更なしでしたね。良いオーダーが組めたということでしょう。1区横山選手が秒差で繋ぐことが往路優勝の鍵になると思います。

 

國學院大学

1 青木瑠郁 - 2 平林清澄 - 3 山本歩夢 - 4 藤本竜 - 5 伊地知賢造

1区に青木選手、2区に平林選手、4区に藤本選手が入りました。中西選手は復路で登場でしょうか。前哨戦のような走りができれば往路優勝も十分に狙える布陣です。これは楽しみです。

 

帝京大学

1 小野隆一朗 - 2 西脇翔太 - 3 小林大晟 - 4 柴戸遼太 - 5 新井大貴

3区に小林選手、4区に柴戸選手が入りました。小野選手の走りで流れに乗りたい。

 

法政大学

1 松永伶 - 2 内田隼太 - 3 川上有生 - 4 扇育 - 5 細迫海気

3区川上選手、4区扇選手、5区細迫選手となりました。ちょっと意外な変更でしたでしょうか。2区までに流れを作り、上級生でその流れをうまく繋げるか。

 

大東文化大学

1 久保田徹 - 2 ピーター・ワンジル - 3 入濵輝大 - 4 大野陽大 - 5 菊地駿介

2区にワンジル選手、4区に大野選手、5区に菊地選手が入りました。強力なメンバーで往路シード権内で折り返したい。

 

明治大学

1 富田峻平 - 2 小澤大輝 - 3 森下翔太 - 4 尾﨑健斗 - 5 吉川響

2区に小澤選手、3区に森下選手、4区に吉川選手が入りました。3区から5区は初箱根の選手です。2年連続出遅れている1区、2区をうまく走りたい。

 

城西大学

1 野村颯斗 - 2 斎藤将也 - 3 ヴィクター・キムタイ - 4 鈴木健真 - 5 山本唯翔

2区に斎藤選手、3区にキムタイ選手が入りました。往路で存在感を示せるか。シード権内で折り返したい。

 

早稲田大学

1 間瀬田純平 - 2 石塚陽士 - 3 井川龍人 - 4 佐藤航希 - 5 伊藤大志

4区に佐藤選手が入りました。良いオーダーではないでしょうか。1区で秒差で繋げれば、終始上位でレースを進められそうです。

 

日本体育大学

1 山崎丞 - 2 藤本珠輝 - 3 漆畑徳輝 - 4 分須尊紀 - 5 吉冨純也

藤本選手のラストランに注目です。1区の出遅れは避けたいところ。

 

立教大学

1 林虎大朗 - 2 國安広人 - 3 関口絢太 - 4 馬場賢人 - 5 相澤拓摩

55年ぶり出場の立教。序盤は前の方でレースを進められるのではないかと思います。そのままの勢いでシード圏内で折り返したい。

 

山梨学院大学

1 木山達哉 - 2 ボニフェス・ムルア - 3 村上大樹 - 4 北村惇生 - 5 新本駿

4区に北村選手が入りました。ムルア選手終了時に上位につけたいところ。

 

専修大学

1 千代島宗汰 - 2 ダンカン・キサイサ - 3 成島航己 - 4 新井友裕 - 5 冨永裕憂

1区に千代島選手、3区に成島選手が入りました。木村選手が外れましたね。いかにこの5人で往路を繋げるか。

 

東海大学

1 梶谷優斗 - 2 石原翔太郎 - 3 花岡寿哉 - 4 越陽汰 - 5 杉本将太

4区に越選手が入りました。東海大学の存在感を示せるか。2区石原選手の走りに注目です。

 

国士舘大学

1 綱島辰弥 - 2 ピーター・カマウ - 3 山本龍神 - 4 清水悠雅 - 5 山本雷我

3区に山本龍神選手、4区に清水選手が入りました。前回のように1区をうまく繋ぎ、2区終了時で上位につけたいところ。

 

関東学生連合

1 新田颯 - 2 工藤大和 - 3 内野李彗 - 4 山田拓人 - 5 橋本章央

変更なしのオーダーです。各校のエースが団結し、どこまでくらい付けるか。

 

往路順位予想です。(5位まで)

1位 駒澤

2位 國學院

3位 順天堂

4位 青山学院

5位 中央

 

区間賞予想(敬称略)

1区 溜池(中央)

2区 田澤(駒澤)

3区 山本(國學院

4区 ヴィンセント(東京国際)

5区 山川(駒澤)

 

あと10分でスタートです。

芦ノ湖に最初に到着するのはどの大学でしょうか?

楽しみましょう!

箱根駅伝2023 展開と順位予想

今年も残りわずかとなりました。年が明けると駅伝三昧の駅伝ファンの皆さんが多いのではないでしょうか。特に箱根駅伝の注目度は年々増しているように思い、今回もどのようなレースが繰り広げられるのか、楽しみにしている方は多いと思います。当日朝の区間変更を受けて、走る選手が確定しますが、ある程度それも見据えながら、展開と順位予想をしてみました。(所々敬称略あります)

※エントリーについては以下を参照くださいませ。

kaikinman.hatenablog.com

 

<1区>

有力選手:目片(青学)、円(駒澤)、児玉(東洋)、山谷(東国)、溜池(中央)、横山(創価)、小野(帝京)、松永(法政)、久保田(大東)、富田(明治)、野村(城西)、間瀬田(早大)、林(立教)、木村(専修)、綱島国士舘

改めて見てみると、どの大学もエース級の選手を既に配置していますね。一方で、有力校では順天堂、國學院が隠してきています。1区は重要ですから、どのような展開になるとしても、この選手で行こう!と監督は決めることが多いのかもしれません。当日変更で中央の吉居大和選手が入るとすれば、前回のようなハイペースの再現になる可能性もありますが、大和選手が入らないとすれば、例年通り?六郷橋辺りまでは集団でラストの競り合いといった展開になるかもしれません。隠していそうな順天堂が三浦選手を投入してくるとなると、中間点辺りからロングスパートを見せてくれるのではないかと期待しています。また、全日本1区で飛び出した青学の目片選手がどのような展開に持っていくかが楽しみです。ただ、箱根は距離が長いので、大逃げを図る選手はそれほどおらず、鶴見では多くの大学は秒差の展開になるような気がしますね。

<2区>

有力選手:近藤(青学)、田澤(駒澤)、石田(東洋)、丹所(東国)、創価(ムルワ)、内田(法政)、石塚(早大)、藤本(日体)、國安(立教)、ムルア(山梨)、石原(東海)、カマウ(国士舘

注目は駒澤の田澤選手が区間記録を更新できるか、青学の近藤選手が田澤選手にどれだけ迫れるか、または最後に先行するのか、に特に注目が集まりますね。また創価ムルワ選手は経験豊富ですので、区間賞争いには絡んでくるでしょう。東洋は松山選手を欠く中、石田選手がエントリーされており、このまま出走と思いますので、どこまで粘れるかも楽しみです。法政内田選手は非常に調子が良さそうですし、東海石原選手が2区をどう攻略するのかにも注目したいですね。有力校では、順天堂、國學院、中央が隠しているように思えますね。國學院は順当にいけば平林選手のように思えますので、田澤選手や近藤選手にどこまで食らいつけるか、注目しましょう。戸塚中継所では、駒澤、創価、青学が前に付けることになりそうです。

<3区>

有力選手:横田(青学)、伊豫田(順天)、山森(創価)、山本(國學)、井川(早大)、関口(立教)、花岡(東海)

この辺りまでくると、単独走で前を追わなければならないケースとなることも多く、スピードがあり、単独でも走れる選手が走ることになります。一方で、12km手前には湘南海岸に出ることになりますので、風の影響を受けやすい区間です。有力校では、青学は横田選手、順天堂は伊豫田選手、國學院は山本選手、早稲田は井川選手など主力を起用しています。青学は前回のようにこの区間で先頭に立ちたいところ。國學院も前回同様にこの区間で上位に上がり4区以降に勢いを付けたいです。一方、区間エントリーを見ると、当日変更がありそうな印象を受けており、もしかしたら、当日の天候を踏まえて(向かい風? or 追い風?、気温は?)、起用する選手を決める大学も多いのかもしれません。中央は当日変更で吉居大和選手がここに入るとも言われており、大和選手が入るとすれば、ここでトップ3に入りたいですよね。駒澤はスーパールーキーの佐藤圭汰選手が入るとも予想され、そうなるとここで抜け出したいところ。創価はこの時点でトップ付近を走っていると思いますので、良い流れで4区に繋ぎたいです。一方、2区まで耐える展開となる東洋は当日変更がありそうな区間エントリーです。ここから、じわじわと追い上げていきたいところ。3区終了時点では青学、駒澤、創価國學院、中央辺りは上位でレースを進めているのではないでしょうか。

<4区>

有力選手:黒田(青学)、石井(順天)、鈴木(駒澤)、柏(東洋)、ムセンビ(東国)、吉居駿恭(中央)、嶋津(創価)、櫛田(明治)

この区間は選手層が現れる区間で、タイム差がつきやすくなる印象です。青学は黒田選手が入っており、そのままもありそうですが、往路優勝を確実なものにするために、岸本選手辺りが入るかもしれませんね。順天堂は3年連続の石井選手。前回同様3区伊豫田選手で勢いが付いているはずですので、ここも追い上げる区間としたいです。駒澤は鈴木選手の復調次第でそのままもあり得ると思いますし、当日変更もあると思います。やはり箱根の距離は怖いですからね。東洋は柏選手が入っていますね。ここのところ4区で後退するケースが見られていますので、安定した走りができる柏選手をここに置いてきました。東洋としてはここも追い上げる区間にしたい。東国はムセンビ選手がエントリーされていますが、ヴィンセント選手との交代もあるかもしれません。ただ、万全であれば隠す必要もないと思うので、気になりますね。創価の嶋津選手は楽しみな存在です。おそらく上位にいるでしょうから、前々回大会のようにトップに立つ展開も期待できます。國學院は鶴選手がエントリーされていますが、当日変更で中西選手が登場するかもしれず、そうなると前を追いかけることができるアドバンテージ区間とできそうです。

<5区>

有力選手:若林(青学)、金子(駒澤)、前田(東洋)、阿部(中央)、伊地知(國學)、吉川(明治)、山本唯翔(城西)、伊藤(早大

前回結果を残している青学若林選手、駒澤金子選手、中央阿部選手辺りは順当にエントリーされました。ここは稼ぐ区間にできますよね。東洋は前田選手、國學院は伊地知選手とチームの主力が初めての山に挑みますが、どうなるか。明治吉川選手、城西山本選手は山上りの適性があるので、ここでしっかりとシード権内に入ってきたい。順天堂は万全であれば四釜選手が当日変更が入ってくるので、ここも追い上げられそうです。

 

<往路順位予想>

1位:駒澤、2位:青山学院、3位:創価、4位:國學院、5位:中央

 

<6区>

有力選手:若林(中央)、濱野(創価)、島﨑(國學)、武田(法政)、北村(早大)、川上(東海)

前回結果を残している、中央若林選手、創価濱野選手、法政武田選手、東海川上選手は今回も区間上位に入ってくるでしょう。一方、青学は西川選手、順天堂は村尾選手、駒澤は帰山選手、東洋は西村選手と上位に入りそうな大学は初登場の選手が多くエントリーされており、ちょっと読めないです。復路のスタート6区で勢いを付ける大学はどこになるか。差がつきやすい区間ですので、シードを狙う大学は区間上位で走り切りたい。

<7区>

有力校:佐藤一世(青学)、海老澤(順天)、安原(駒澤)、熊崎(東洋)、白川(中央)、葛西(創価)、上原(國學)、小指(早大

青学は佐藤一世選手、駒澤は安原選手とやはり選手層が厚いですよね。単独走のケースが多く、一人でも淡々と押していける選手を配置しているのでしょう。ここからは青学、駒澤が他校を置いていき一騎打ちという展開も想像されます。3位からシード権までは大きな差がつかないことが想像され、一つのミスが命取りになりますので、ここからはミスなくタスキをつなぐことが求められます。

<8区>

有力校:荒巻(青学)、平(順天)、花尾(駒澤)、網本(東洋)、中澤(中央)、桑田(創価)、高山(國學)、伊福(早大

青学はそのまま荒巻選手となるか、それとも強力な控えメンバーと交代あるか。一方の駒澤は花尾選手をここに配置し、勝負を決めたいところ。中央は前回も好走している中澤選手で上位進出を確実なものにしたい。東洋は網本選手、國學院は高山選手、早稲田は伊福選手と初めての箱根の選手です。8区も差がつきやすい区間ですので、ロード型でミスなく安定して走れる選手を配置して9区に繋げたいところ。

<9区>

有力校:塩出(青学)、藤原(順天)、山野(駒澤)、九嶋(東洋)、湯浅(中央)、緒方(創価)、坂本(國學)、菖蒲(早大

青学は塩出選手がエントリーされていますが、優勝争いをする中、9区に1年生を配置するかどうか。順調であれば、控えの中村選手が入るような気がします。駒澤は山野選手ですので、8区で決定打とした勢いをしっかりと繋ぎたいところ。3位以降は前回同様目まぐるしく順位が変わる展開になると思います。多くの大学で上級生を起用しているのもこの区間が重要である証拠ですね。

<10区>

有力校:中倉(青学)、内田(順天)、青柿(駒澤)、清野(東洋)、助川(中央)、石丸(創価)、瀬尾(國學)、辻(早大

青学は今回も中倉選手がエントリー。前回は中倉選手と駒澤青柿選手の差は約2分でした。ここでこの差がつく可能性があることを考えると、10区で逆転ということも十分に考えられます。優勝争いも最後までもつれると思います。東洋はここに清野選手をエントリーしています。前回終盤に猛烈に追い上げたあの姿はかなり印象的でしたが、今回もその走りの再現となるか。最後の最後までシード権争いも非常に面白くなることでしょう。

 

<総合順位予想>

1位:青山学院、2位:駒澤、3位:中央、4位:東洋、5位:國學院

 

やはり、箱根の青山学院は脅威だと思います。選手層・ピーキング力・乗った時の勢い・近年優勝を最も知るなど箱根を制するためのプラス要素が多いように思います。ただ、今回は前回のように復路の早い段階からピクニックランというわけにはいかないでしょう。駒澤も本気で三冠を狙っており、チーム状態も良いと思います。優勝候補筆頭であり、往路でどれだけ青学に先行できるかが求められます。往路終了時点で青学に1分30秒差をつけておきたいでしょう。3位以降も非常に混戦になると思います。どこも選手は揃っているので、ミスをした大学から一つずつ上位進出が苦しくなってくるでしょう。安定して区間一桁で走ることができた大学が3位から5位までを占めることになると思います。今回は前回以上に復路で順位が変わるように思います。そのため、前回復路の実績がある中央や東洋が復路で盛り返してくるのではないかなと考えています。

 

ニューイヤー駅伝2023 オーダー発表を受けて

日付が変わり大晦日になっています。駅伝ファンにとって最も忙しい正月三ヶ日が間もなくに迫っていますね。また、本日は富士山女子駅伝が開催され、戦前の予想通り名城大学が優勝を飾り、5連覇を達成しました。大学生は毎年メンバーが入れ替わり、強さを維持することは難しいと思いますが、今年も他校を寄せ付けない圧巻の走りでしたね。

さて、午後にはニューイヤー駅伝のオーダーが発表されました。出場チーム数が多いので、全チーム見ていくことは諦めましたが、注目チームについて見ていきたいと思います。(敬称略)

まずは前回大会優勝のHONDAです。

1 小袖英人 - 2 ジャスティス ソゲット - 3 川瀬翔矢 - 4 小山直城 - 5 青木涼真 - 6 中山顕 - 7 木村慎

前回は3区終了時点で14位でしたが、4区伊藤達彦選手が5位まで押し上げ、5区青木選手で3位に浮上、6区中山選手でトップに立ち、そのまま逃げ切りました。今回は5区、6区が前回と同じ布陣なのは強みですね。前回4区を担った伊藤選手は補欠に回っており、代わりに小山選手が4区に入っています。前回は前半出遅れた中での優勝でしたので、今回序盤から流れに乗れれば連覇も見えてくるか。1区小袖選手がどの位置でタスキを渡すかに注目しましょう。

次は前回は思わぬ結果でしたが、タレントが勢揃いする富士通です。

1 塩澤稀夕 - 2 キメリ・べナード - 3 坂東悠汰 - 4 横手健 - 5 塩尻和也 - 6 浦野雄平 - 7 潰滝大記

東日本予選同様に中村匠吾選手、鈴木健吾選手は外れています。スピードランナーの松枝選手も外れていますが、それでも強力な富士通です。前回は4区で後退し、以降追い上げ叶わずでしたが、その4区には復活の横手選手が配置されています。最長区間に配置されるということは調子が良いのでしょう。優勝のためには3区終了時に上位に付けたいところ。

大迫選手の登場が注目されるGMOインターネットグループは台風の目になるのではないでしょうか。

1 村山紘太 - 2 ギデオン・ロノ - 3 大迫傑 - 4 吉田 祐也 - 5 今江勇人 - 6 一色恭志 - 7 渡邉利典

3区大迫選手、4区吉田選手の並びは強力ですね。理想的には3区終了時点でトップに、それが叶わなくても4区終了時点でトップに立ちたいですよね。過去最高順位の更新はかなり近いところにあるのではないでしょうか。優勝候補の一つだと思います。

ここのところ安定した結果を残している三菱重工です。

1 的野遼大 - 2 キプラガット エマヌエル - 3 林田洋翔 - 4 井上大仁 - 5 山下一貴 - 6 定方俊樹 - 7 吉田 裕晟

悲願の優勝も狙えるオーダーだと思います。4区で先頭に立ち、5区・6区でしっかりとトップを守り、7区に余裕を作る形でタスキを繋ぎたいです。

王者奪回なるか、旭化成です。

1 茂木圭次郎 - 2 キプランガット・デービス - 3 大六野秀畝 - 4 市田孝 - 5 小野知大 - 6 市田宏 - 7 土方英和

相澤選手、鎧坂選手などは外れていますが、それでも強いですね。新加入の土方選手は前回HONDA在籍時に走った7区を再度担うことに。4区市田孝選手がどのような走りを見せてくれるかが鍵になりそうです。

 

そのほか、前回2位SUBARUトヨタ自動車黒崎播磨辺りも気になる存在です。また、サンベルクスにはぜひ注目してほしいと思います。東日本予選でも好成績を収めましたので、ニューイヤーでどのような走りを見せてくれるか。

新年最初の日本一を決める戦いです。最高峰の走りを楽しみしましょう!

箱根駅伝2023 有力校のキー区間

昨日箱根駅伝区間エントリー(暫定)が発表されました。いよいよ迫ってきたなという感じです。明らかなトラブルと思われる区間配置は見受けられなかったと思いますが、最大6人(往路・復路はそれぞれ最大4人)交代できるということもあり、各校主力は補欠に回すなど相手の出方を伺っているオーダー、かつ不測の事態に対応できるようなオーダーにしてきているように思えました。本日は上位進出が目される各校のキー区間、オーダーから透けて見える思惑を見ていきたいと思います。

 

青山学院大学

1 目片将大 - 2 近藤幸太郎 - 3 横田俊吾 - 4 黒田朝日 - 5 若林宏樹

6 西川魁星 - 7 佐藤一世 - 8 荒巻朋熙 - 9 塩出翔太 - 10 中倉啓敦

補欠 岸本大紀、中村唯翔、西久保遼、脇田幸太朗、太田蒼生、田中悠登

当日変更予想:4区 岸本、8区 田中、9区 中村

順当そうに見えますが、若干捻っていそうな気もする青山学院です。青山学院は3区終了時にトップに立ちたいところでしょう。そうなると、3区、4区がポイントになりそうです。前回は3区でトップに立ち、そのまま先頭で気持ちよくレースを進めました。早いうちに先頭に立ちたいです。4年生世代は強力ですが、目片選手、横田選手、西川選手は初の箱根なんですよね。プラスにもマイナスにも作用しそうですが、どうなるか。復路は往路の展開次第で起用が変わりそうですが、追いかける展開であれば、8区、9区は上級生投入になりそうです。ここのところの青山学院は7区で決定打を放つことを多い気がしますので、復路は7区がポイントになる気がします。

 

駒澤大学

1 円健介 - 2 田澤廉 - 3 吉本真啓 - 4 鈴木芽吹 - 5 金子伊吹

6 帰山侑大 - 7 安原太陽 - 8 花尾恭輔 - 9 山野力 - 10 青柿響

補欠 小野恵崇、赤星勇斗、篠原倖太朗、伊藤蒼唯、佐藤圭汰、山川拓馬

当日変更予想:3区 佐藤、4区 赤星、6区 篠原

往路先行、復路逃げ切りを想定したオーダーと受け止めました。2区終了時に先頭に立ち、前回後退してしまった3区がポイントになるでしょう。ここでさらに突き抜けることができれば往路優勝は固いと思います。復路に花尾選手を残したことで復路も厚みが出ています。それだけ往路を走る選手の調子が良いとも考えられるでしょう。復路は復路のスタートである6区、7区がポイントになりそうです。ここは他の有力校とトータルでイーブンとしたいところ。

 

國學院大学

1 木村文哉 - 2 川﨑康生 - 3 山本歩夢 - 4 鶴元太 - 5 伊地知賢造

6 島﨑慎愛 - 7 上原琉翔 - 8 高山豪起 - 9 坂本健悟 - 10 瀬尾秀介

補欠 中西大翔、藤本竜、佐藤快成、平林清澄、青木瑠郁、嘉数純平

当日変更予想:1区 青木、2区 平林、4区 中西、10区 藤本

主力を多く隠してきた國學院大学です。不測の事態にも対応できるような組み方になっているようには思います。普通に考えると、総合優勝を狙うためには往路で出遅れられませんので、中西選手、平林選手は往路じゃないかなぁと思います。他校の区間配置を見て、1区、2区をどう配置してくるかがキーになりそうです。山は上りも下りも強いと思いますので、ここは稼ぐ区間とし、7区以降を良い流れに持っていきたい。7区以降は初の箱根となる選手が続きそうですので、粘りの走りで区間上位を維持したいところ。往路でいかに稼げるかが総合優勝には必須となりそうです。

 

中央大学

1 溜池一太 - 2 佐藤宏亮 - 3 東海林宏一 - 4 吉居駿恭 - 5 阿部陽樹

6 若林陽大 - 7 白川陽大 - 8 中澤雄大 - 9 湯浅仁 - 10 助川拓海

補欠 田井野悠介、千守倫央、大澤健人、中野翔太、吉居大和、山平怜生

当日変更予想:1区 吉居大和、2区 中野、3区 千守、7区 山平

吉居大和選手は3区が濃厚ということですね。個人的には主導権を握るためにも1区で起用して前回の再現とした方が良いように思っています。それだけ溜池選手の調子が良いのかもしれませんね。大和選手は1年時に3区を走り苦しい走りとなりましたので、そのリベンジを果たすことになるか。中野選手も控えに回っていますが、万全であれば2区に入ってくると思いますが。仮に1区大和選手、2区中野選手、3区千守選手という並びになれば、往路優勝も狙えるように思います。復路は前回の布陣も残っており、往路次第では復路で優勝争いに絡めるように思います。1区から3区の流れがポイントになります。

 

創価大学

1 横山魁哉 - 2 フィリップ・ムルワ - 3 山森龍暁 - 4 嶋津雄大 - 5 野沢悠真

6 濱野将基 - 7 葛西潤 - 8 桑田大輔 - 9 緒方貴典 - 10 石丸惇那

補欠 新家裕太郎、小暮栄輝、野田崇央、吉田凌、リーキー・カミナ、山下蓮

当日変更予想:8区 吉田、9区 新家、10区 小暮

創価は1区がポイントになります。1区でうまく流れれば2区ムルワ選手、4区嶋津選手が入っており、往路優勝も狙えると思います。5区野沢選手には自信を持っていると思いますので、山は稼げる区間になりそうですよね。2年前以上の結果に向け、7区に葛西選手を置いています。ここで復路にも勢いをつける想定でしょう。葛西選手の走りがキーになりそうです。8区から10区はこのままの可能性もありますが、新家選手などを投入し、どんな展開でも戦える布陣で挑んでくるのではないかと思います。

 

順天堂大学

1 油谷航亮 - 2 堀内郁哉 - 3 伊豫田達弥 - 4 石井一希 - 5 神谷青輝

6 村尾雄己 - 7 海老澤憲伸 - 8 平駿介 - 9 藤原優希 - 10 内田征冶

補欠 四釜峻佑、西澤侑真、野村優作、三浦龍司、浅井皓貴、服部壮馬

当日変更予想:1区 三浦、2区 野村、5区 四釜、9区 西澤、10区 浅井

四釜選手、西澤選手、野村選手、三浦選手が補欠に回っていますが、多くが往路で登場してくるでしょう。総合優勝に向けては1区で抜け出したい気持ちもあると思いますので、やはり三浦選手かなぁと思います。そうなると、前回の吉居大和選手のような走りに期待してしまいます。10kmすぎくらいから飛び出してロングスパートという展開が十分に考えられます。往路は前回の経験者で繋ぐことになりそうなので、総合優勝のためには往路優勝が必須です。復路は前回大会のように6区で勢いをつけて、いかに長い間前方でレースを進めるかが求められます。

 

東洋大学

1 児玉悠輔 - 2 石田洸介 - 3 小林亮太 - 4 柏優吾 - 5 前田義弘

6 西村真周 - 7 熊崎貴哉 - 8 網本佳悟 - 9 九嶋恵舜 - 10 清野太雅

補欠 荒生実慧、木本大地、佐藤真優、十文字優一、村上太一、梅崎蓮

当日変更予想:3区 佐藤、8区 村上、9区 梅崎

耐える往路という話でしたが、4区柏選手、5区前田選手は勝負にきている布陣です。ここのところ、4区は区間下位に沈むケースがありましたから、安定して走れる柏選手の投入というのは納得です。4区、5区は区間賞争いに食い込んでほしいです。その4区までに良い流れで繋ぐために1区、2区はとても重要になります。先頭というわけにはいかないかもしれませんが、ともに区間中位以上でのタスキ渡しとしたいところ。2区終了時点で一桁順位で凌げていれば、3区以降で盛り返して往路を終えられるのではないかと思います。復路は厚くなった選手層で補欠の選手を起用することも、そのまま行くことも考えられます。前回は復路で盛り返しましたが、6区、7区は二桁順位でしたので、トップ3に入るためにも復路は6区から勢いをつけたいところ。1年生西村選手の走りがキーになりそうです。

 

早稲田大学

1 間瀬田純平 - 2 石塚陽士 - 3 井川龍人 - 4 宮岡凛太 - 5 伊藤大志

6 北村光 - 7 小指卓也 - 8 伊福陽太 - 9 菖蒲敦司 - 10 辻文哉

補欠 鈴木創士、佐藤航希、菅野雄太、諸富湧、須山向陽、山口智

当日変更予想:4区 鈴木、7区 山口、10区 佐藤

※7区は山口選手に修正

シード権を奪還したい早稲田大学です。チーム状態は良いようですので、今回は持てる力を十分に発揮してくれるでしょう。1区間瀬田選手は驚きでしたが、それだけ調子が良いのでしょう。前回は1区で流れに乗れませんでしたので、1区でうまく流れに乗れれば、2区以降は強力な往路となります。井川選手は3区に回っており、ここで区間賞を獲得したいです。3区終了時点で5位以内に入りたいところでしょう。復路は複数当日変更がありそうですが、選手は揃っていると思いますので、シード権はかなり近いところにあるのではないでしょうか。

 

優勝争いも激しくなりそうですが、シード権争いもかなり激しくなりそうな予感。今回も復路の最後まで目が離せない箱根駅伝になりそうです!あと3日楽しみに待ちましょう!