和菓子好きの駅伝ブログ

陸上競技、特に大学駅伝(箱根駅伝・全日本大学駅伝・出雲駅伝等)を中心にまとめています。

箱根駅伝2021  復路結果と感想

2021年の箱根駅伝が終わりましたね。創価大学の大躍進、それを10区で捉えた駒澤、青山学院の意地など、とても見応えのある復路でした。近年は圧勝パターンが多かったので、復路の視聴率もかなり高いものになるのではないでしょうか。上位校のタイム差も小さかったですね。箱根駅伝人気が高まりにより、陸上人口が増え、各校に力のある選手が入るようになったからでしょうか。これからの大学駅伝も本当に楽しみです。新入生もこれから発表されるでしょうし、明日から新チームとしてまたスタートし、次の箱根駅伝に向けて強い思いを持って走り出してくれることでしょう。

 

復路ハイライト

6区・・・創価大学を先頭に、時差スタートで東洋大学(2:14差)、駒澤大学(2:21差)、帝京大学(2:31差)、東海大学(3:27差)、東京国際大学(3:58差)、順天堂大学(5:23差)、神奈川大学(5:32差)、國學院大学(6:44差)、拓殖大学(6:53差)がシード権内でスタートしました。その他戦前有力と見られた早稲田大学(7:04差)、青山学院大学(7:35差)、明治大学(7:55差)辺りはシード権外でスタートしました。6区の経験者が少ない中、駒澤唐澤選手、順天堂清水選手、國學院島崎選手、青学高橋選手が入りから飛ばしていきました。創価の澤野選手も良い走り。一方、上位の東洋九嶋選手、帝京三原選手はスタートから少しずつ離されていきました。下位校では中央の若林選手が元気よかったですね。一斉スタートではありましたが、前を目指して走っていきました。駒澤花崎選手が57分36秒の好タイムで区間賞の走り。清水選手も3度目の6区で58分06秒と区間2位の好走でした。青学髙橋選手も58分13秒の好走で追い上げ態勢を築きました。創価濱野選手も58分台後半と榎木監督の想定を上回る走りで首位をキープしました。東洋、帝京は区間下位に沈んでしまい、東洋は4位に帝京は良い位置で走りだしましたが、9位まで順位を下げてしまいました。

 

7区・・・創価大学はここから逃げ切れるか、と思っていましたが、心配無用で原富選手は序盤から良い走りで淡々と進んでいきました。追いかける駒澤は1年生花尾選手。序盤はタイムを詰めましたが、少しずつ離されていく展開となりました。東洋大学西山選手は最後の箱根駅伝で気合を入れて最初から飛ばしていきましたが、それが悪さしてか後半は沈んでしまい、区間12位という結果に。リベンジを果たしたいと思っていたでしょうから、悔しい結果となってしまいました。実業団でも競技を続けると思いますので、この悔しさを競技にぶつけてほしいですね。上位校では東京国際大学佐伯選手が序盤から区間上位で進み区間賞を獲得しました。この走りがシード権獲得に活きましたね。青山学院近藤選手も下位からのスタートとはなりましたが、区間3位の好走で、7位まで上がってきました。下位校では中央中澤選手が区間5位の好走です。6区に続いて中央は好走しましたね。

 

8区・・・創価大学は駒澤選手2分弱の差で永井選手がスタートしました。ここでどうか、と思いましたが、淡々と先頭を進み最後は駒澤大学との差を少し離し先頭で渡しました。駒澤大学佃選手は少しずつ詰めていきましたが、最後若干離されたか。それでも区間4位の走りで1分20秒差くらいまで詰めることができました。4位でスタートした東洋野口選手が区間2位の好走を見せました。入学時は決して持ちタイムのある選手ではありませんでしたが、長い距離を中心に少しずつ力をつけました。最初で最後の箱根駅伝は最高の結果だったのではないでしょうか。青山学院は岩見選手が区間3位の走りでここで5位まで上げてきました。さすがの底力です。明治大学は大保選手が区間賞の好走で12位まで上がってきました。下位校ではここでも中央大学区間7位で総合も14位まで上がってきました。

 

9区・・・創価大学は経験者の石津選手。ここまでで前にいたら総合優勝もあり得ると思っていましたが、区間記録に迫る最高の走りで区間賞を獲得し2位の駒澤大学とは3分以上の差となりました。駒澤大学も山野選手が区間6位とまずまずの走りでしたかね。まだ2年生ですので、来年も頑張ってほしいです。青山学院は飯田選手が区間2位の走りで総合4位まで上がってきました。復路優勝も見えてきました。飯田選手がここまで走れるのであれば、5区起用という可能性もあったかもしれませんが、おそらく練習で相当竹石選手が走れていたのでしょう。この区間帝京大学早稲田大学が好走しシード権はほぼ間違いない位置まで上がりましたね。下位校では日体大の野上選手が区間5位の好走。前回区間16位のリベンジを果たしました。また中央大学区間7位とここでも好走。走りづらい位置の中、各選手好走しましたね。シード権獲得の可能性もあるか、と思われた大学ですのでさすがですね。来年に繋がります。

 

10区・・・最終10区創価大学は安全運転で淡々と進みます。一方の2位駒澤石川選手は入りから飛ばして諦めずに追いかけます。すると、15kmくらいで先頭が見え始めると、みるみる内に距離が縮まりラスト3km手前辺りで大逆転。そのまま大手町に帰ってきました。本当に鳥肌が立ちました。10区の逆転での優勝決定は9回目?ということでドラマみたいな展開でした。創価小野寺選手は抜かれてはしまいましたが、最後まで走りきり大健闘の総合2位でゴールしました。小野寺選手はまだ3年生です。この悔しさを来年の箱根駅伝で晴らしてほしいです。寮の映像が写し出されていましたが、雰囲気も良さそうで、創価大学はまだまだ強くなるチームだと思います。3位争いは追い上げてきた青学中倉選手と東洋清野選手。清野選手が苦しい走りと思っていましたが、1号車の映像が写されている間に抜き返していました。そのまま粘って東洋が3位、青山学院が4位となりました。東洋清野選手は苦しい走りになったかもしれませんが、最後まで諦めない走りは東洋の走りそのものだったと思います。そのあと、5位東海、6位早稲田、7位順天堂、8位帝京、9位國學院と続きました。そして最後のシード校は東京国際大学となりました。ヴィンセント選手の好走もありましたが、復路でも7区で区間賞、他の区間も粘って10位に入ってきました。これで連続シード権獲得。箱根駅伝常連になれるか、これから数年が勝負ですね。11位は戦前優勝候補の一角と言われた明治大学。1区、2区で躓いたところを少しずつ上げていきましたが、あと一歩及ばず。12位は中央大学。10区も区間5位と復路は全て区間一桁順位で復路3位という結果になりました。13位は神奈川大学。往路8位でしたが、残念ながらシード獲得ならず。ですが、復路は1年生が3人走りました。飛躍に期待です。そのあとは14位日本体育大学、15位拓殖大学、16位城西大学、17位法政大学、18位国士館大学、19位山梨学院大学、20位専修大学と続きました。11位明治大学から20位専修大学は次回の箱根駅伝出場のためには厳しい厳しい予選会で勝ち抜く必要があります。

 

各大学振り返り(記録は合っているはずです。)

総合1位:駒澤大学(往路3位、復路2位)

6区:花崎  00:57:36 区間1位

7区:花尾  01:03:55 区間4位

8区:佃   01:04:48 区間4位

9区:山野  01:10:04 区間6位

10区:石川 01:09:12 区間1位

復路は全て区間一桁と安定していました。6区花崎選手の区間賞の好走で追っていく態勢が出来ましたね。7区、9区で離されてしまいましたが、一人ひとりが諦めず10区まで持っていった結果が10区での大逆転劇につながりましたかね。4年生は3区を走った小林選手しか走っていませんから、2021年度の駒澤大学はまた優勝候補に挙がってくるでしょう。

 

総合2位:創価大学(往路1位、復路5位)

6区:澤野   00:58:49 区間7位

7区:原富   01:03:12 区間2位

8区:永井   01:05:10 区間8位

9区:石津   01:08:14 区間1位

10区:小野寺 01:13:23 区間20位

8区には追い付かれるか?と思っていたのは本当に失礼しました。一人ひとりが無理をせず淡々と走っている中でも区間上位で走れたのはきつく苦しい練習の賜物だと思います。強い4年生が抜けてしまう部分はありますが、3区葛西選手、4区嶋津選手及び山の三上選手、澤野選手が残りますので、2021年度も優勝争いするチームになるかもしれません。今後は箱根駅伝の強豪校になれるか真価が問われますね。

 

総合3位:東洋大学(往路2位、復路9位)

6区:九嶋   01:00:05 区間14位

7区:西山   01:04:54 区間12位

8区:野口   01:04:15 区間2位

9区:小田   01:10:08 区間7位

10区:清野  01:11:12 区間9位

6区から追いかけたかったですが、逆に離されてしまいました。7区西山選手も挽回を期待しましたが区間12位に沈んでしまい、優勝戦線からは離れてしまった感じでした。西山選手は大学のレースはこれで終わると思いますが、実業団に入ってから復活してまた笑顔が見たいですね。8区野口選手、9区小田選手、10区清野選手と初めての箱根駅伝出走ではありましたが、粘りの走りで3位を死守しました。今回走っていない中にも鈴木選手、蝦夷森選手、腰塚選手、佐藤選手など実力のある選手もいますので、3位以内の位置がこれからも続いていくかもしれません。2021年度はぜひ総合優勝を見せてほしいです。

 

総合4位:青山学院大学(往路12位、復路1位)

6区:髙橋   00:58:13 区間3位

7区:近藤   01:03:14 区間3位

8区:岩見   01:04:29 区間3位

9区:飯田   01:09:20 区間2位

10区:中倉  01:10:17 区間4位

復路はあっぱれでしたね。全て区間4位以内の好走。後ろからスタートでプレッシャーもあったと思いますが、一人ひとりが少しずつ前を追っていき最後は4位でゴールでしたね。行けても6位かと思っていましたが、その上を行きましたね。𠮷田選手、神林選手、岩見選手、竹石選手が卒業しますが、選手層は元から厚いので、来年度も上位で戦うチームになるでしょう。原監督は来年の監督トークバトルの参加権も獲得しましたね。

 

総合5位:東海大学(往路5位、復路10位)

6区:川上   00:58:45 区間5位

7区:本間   01:04:15 区間6位

8区:濱地   01:06:38 区間15位

9区:長田   01:10:22 区間9位

10区:竹村  01:11:09 区間8位

復路はずば抜けた印象がありませんでしたが、5位は死守しました。ですが、それ以上も詰められず。強い4年生3人が卒業します。新しいチームとなって現3年生を中心に優勝争いすることが出来るチームを作れるか。

 

総合6位:早稲田大学(往路11位、復路4位)

6区:北村   00:58:55 区間8位

7区:宍倉   01:04:22 区間8位

8区:千明   01:04:55 区間5位

9区:小指   01:09:28 区間4位

10区:山口  01:11:07 区間7位

復路良かったです。スタートの下りで北村選手が好走し、その後も区間一桁で推移しました。特に9区小指選手が長い距離も行けることを証明してくれました。4年生が一人しか走っていないので、来年度こそは総合優勝したいです。

 

総合7位:順天堂大学(往路7位、復路8位)

6区:清水   00:58:06 区間2位

7区:小島   01:05:20 区間15位

8区:西澤   01:05:32 区間10位

9区:鈴木   01:10:37 区間11位

10区:原田  01:10:57 区間6位

6区清水選手が3年目の6区で好走。その後も区間中位前後で走り、シード権を死守しました。

 

総合8位:帝京大学(往路4位、復路11位)

6区:三原   01:03:11 区間20位

7区:寺嶌   01:04:28 区間10位

8区:鳥飼   01:05:06 区間6位

9区:橋本   01:09:25 区間3位

10区:山根  01:11:19 区間11位

往路4位で終えたときは総合優勝もあるかと思いましたが、山下りが苦しかったです。山は上りと下りで明暗が分かれた結果に。強い4年生が抜けますが、たたき上げのロードに強い選手が育ち来年度も上位で走るようなチームになるでしょう。連続シード獲得を続けていきたいです。

 

総合9位:國學院大学(往路9位、復路6位)

6区:島崎   00:58:39 区間4位

7区:徳備   01:04:17 区間7位

8区:伊地知  01:05:19 区間8位

9区:高嶌   01:11:00 区間12位

10区:木付  01:10:15 区間3位

前回の結果を超えることはできませんでしたが、シード権は獲得しました。復路良かったです。島崎選手が区間4位、木付選手が区間3位と好走しました。来年度は藤木選手の代が4年生になります。ぜひ総合3位以上の結果を期待したいです。

 

総合10位:東京国際大学(往路6位、復路12位)

6区:芳賀   01:01:09 区間15位

7区:佐伯   01:03:10 区間1位

8区:熊谷   01:06:28 区間14位

9区:加藤   01:11:27 区間14位

10区:杉崎  01:11:29 区間12位

シード権獲得しました。(苦しいと思っていましたが、失礼しました。)7区佐伯選手の走りが良かったです。最後の箱根駅伝で最高の結果を残せたんじゃないでしょうか。

 

総合11位:明治大学(往路14位、復路7位)

6区:前田   00:59:46 区間13位

7区:手嶋   01:04:44 区間11位

8区:大保   01:03:59 区間1位

9区:富田   01:10:26 区間10位

10区:長倉  01:11:17 区間10位

惜しくもシード権獲得ならず。まさかこの順位で終えることになるとは駅伝ファンで想像した人はいないんじゃないでしょうか。それだけ箱根駅伝は難しいということですね。その中でも8区大保選手が区間記録に迫る走りで区間賞を獲得しました。来年度は予選会からになりますが、早い選手は多いので強さも身につけて帰ってきてほしいです。

 

総合12位:中央大学(往路19位、復路3位)

6区:若林   00:58:45 区間5位

7区:中澤   01:04:07 区間5位

8区:三浦   01:05:08 区間7位

9区:手島   01:10:08 区間7位

10区:川崎  01:10:31 区間5位

なんと復路3位でした。全て区間一桁で総合でも12位まで上げてきました。こうなると往路の結果が悔やまれる。ただ、トラックの持ちタイムが良い選手が多いので、来年度また戻ってきてぜひシードを獲得してほしいですね。

 

総合13位:神奈川大学(往路8位、復路14位)

6区:宇津野  00:59:26 区間12位

7区:落合   01:05:47 区間17位

8区:安田   01:05:37 区間11位

9区:高橋   01:14:27 区間20位

10区:佐々木 01:09:58 区間2位

往路シード権内も復路は苦戦しました。ですが、1年生佐々木選手が23km区間区間2位と好走しました。来年度は面白いかもしれません。

 

総合14位:日本体育大学(往路15位、復路13位)

6区:菅沼   01:00:22 区間17位

7区:森下   01:04:25 区間9位

8区:大内   01:07:06 区間17位

9区:野上   01:09:49 区間5位

10区:名村  01:12:04 区間17位

9区野上選手がリベンジしました。往路前半は良かったので、藤本選手を中心に強いチームとなって戻ってきてほしいです。

 

総合15位:拓殖大学(往路10位、復路16位)

6区:佐々木  01:01:04 区間18位

7区:吉村   01:05:21 区間16位

8区:江口   01:06:17 区間13位

9区:竹蓋   01:11:31 区間15位

10区:工藤  01:11:33 区間13位

往路10位でしたが、復路は苦戦しました。

 

総合16位:城西大学(往路13位、復路15位)

6区:野村   00:59:11 区間11位

7区:藤井   01:05:02 区間13位

8区:新井   01:07:18 区間19位

9区:宮下   01:11:03 区間13位

10区:雲井  01:13:02 区間19位

 

総合17位:法政大学(往路16位、復路17位)

6区:須藤   01:00:15 区間15位

7区:田辺   01:05:54 区間18位

8区:糟谷   01:06:09 区間12位

9区:川上   01:12:20 区間17位

10区:中園  01:11:38 区間15位

 

総合18位:国士館大学(往路17位、復路18位)

6区:曽根   00:59:00 区間9位

7区:荻原   01:05:19 区間14位

8区:清水   01:06:55 区間16位

9区:三代   01:13:11 区間19位

10区:綱島  01:11:54 区間16位

6区曽根選手が区間一桁の走り。こういう経験をした選手がいるとチーム全体としてやれるんだという雰囲気が出来てくるかもしれませんね。

 

総合19位:山梨学院大学(往路18位、復路20位)

6区:日影   00:59:06 区間10位

7区:木山   01:06:15 区間19位

8区:篠原   01:07:58 区間20位

9区:遠藤   01:12:57 区間18位

10区:渡邊  01:12:42 区間18位

 

総合20位:専修大学(往路20位、復路19位)

6区:南    01:00:17 区間17位

7区:成島   01:07:07 区間20位

8区:水谷   01:07:13 区間18位

9区:辻    01:12:18 区間16位

10区:服部  01:11:35 区間14位

復路は19位でした。今回の経験をぜひ次年度以降につなげてほしいです。

 

今年の箱根駅伝は10区で決着と近年にない激戦でした。タイム差も大きくなく大学長距離界全体の底上げが出来ているのではないでしょうか。4年生で競技を離れる選手はこの経験は社会に出ても必ず活きてくると思いますし、3年生以下の選手は今回の思いを胸にまた明日から頑張って来年度の駅伝を盛り上げてほしいと思います。関係者の皆様はコロナ禍の大変な中で開催いただき駅伝ファンとしても本当に感謝です。運営側のあれほどの呼びかけでも沿道の観衆が多かったのが目につきました。選手たちはこの日のためにやってきているので、応援してもらうことは嬉しいと思いますが、箱根駅伝が悪者扱いされることは望んでいないと思うので、やはり選手のことを思うとStay Home Ekidenが実現されると良かったなと思いました。

選手たちに刺激され、私も私なりに頑張っていこうと思えた箱根駅伝した。ありがとうございました。