和菓子好きの駅伝ブログ

陸上競技、特に箱根駅伝を中心にまとめています。

福岡国際マラソン2021 結果

最後の福岡国際マラソンが終わりました。絶好のコンディションという話で始まったレースですが、日差しが強くかなり過酷なレースになりましたね。加えて、2時間5分台前半を狙うハイペースでレースが進んだこともあり、後半の消耗度合いは大きかったです。ただ、前半あのペースで進み、後半の消耗が大きかったにも関わらず8分台でゴールする選手もいて、日本マラソン界のレベルは一段上がっていることを感じました。たらればですが、気温がもう少し低い2月のレースであれば、もしかしたらあのまま維持出来ていたのかもしれません。簡単ですがレースを振り返ってみます。

2時間6分台の自己記録を持つ設楽悠太選手、細谷選手、高久選手、上門選手を中心にレースが進むであろうという見方でした。ただ、全体的にレベルが上がってあることもあり30kmを過ぎてからの戦い方、余力度が重要という話でした。

先頭は1km2分58秒のハイペースで進みました。日本人の有力選手の多くは先頭集団でレースを進めましたね。先頭集団の前方には東洋大学OBの設楽悠太選手、高久選手、定方選手、田口選手が塊になって走っていました。解説の大迫さんもチームとしてレースを作っているようだといった趣旨のことを仰っていましたが、まさにその通りでした。その他、細谷選手、大六野選手、大津選手、上門選手、寺田選手、大塚選手、寺田選手辺り想定通り先頭集団にいましたね。

1km2分58秒でレースが進む中で、少しずつ遅れる選手が出てきたのは10km過ぎからでした。11km辺りから寺田選手の顎が上がり始め、徐々に離れることになりました。早いペースについていく作戦だったようですが暑さもあって様子を見たのかもしれません。20km地点ではアクシデントがあったのか設楽悠太選手がレースを止めることに。16km前の別府大橋前に一時離れたこともあり、何か合わないところがあったのかもしれません。当日のアクシデントかそもそも合わせられなかったのかは分かりませんが、また元気な姿を見せてほしいです。中間地点を過ぎた辺りから先頭集団の隊列とバラけてきました。日本記録とほぼ変わらないペースで進んだということもあり、かなり無理した選手も多かったのかもしれません。竹ノ内選手、青木選手、大津選手、中村選手辺りが遅れていきました。また大六野選手も少しずつ離れていくような展開です。ペースメーカーが外れる30kmまでのところで、上門選手、小森選手、田口選手辺りが遅れることになりました。30kmを過ぎて外国人選手と高久選手の先頭集団がレースを作るかと思いましたが、自重気味。少し後ろにいた細谷選手、定方選手が一度追いつきました。31.6kmの折り返しからが過酷になりました。先頭のペースも落ちましたが余力度の無い選手はここからガクッとペースが落ちていきました。日本人トップは細谷選手と高久選手。34km地点でスズキのギザエ選手が抜けましたが、10秒ちょっとの差で優勝も狙える距離感で進めます。高久選手が36km地点で細谷選手についていくことが出来ず、細谷選手がギザエ選手を捕らえられるかどうかという展開でしたが、細谷選手もやはり苦しくその差を広げてギザエ選手がトップで平和台陸上競技場に戻ってきました。細谷選手が2位、大塚選手が4位、高久選手が5位と続きましたね。細谷選手、高久選手はゴール後は倒れ込むことになり、このレースの過酷さが伝わってくるシーンでした。前半は5分台も狙えるペースではありましたが、強い日差しからくるダメージに後半苦しめられた印象です。身体へのダメージも大きいでしょうから十分に休養してほしいと思います。

結果(8位まで、敬称略)

1位:M.ギザエ 2:07:51

2位:細谷恭平 2:08:16 (MGC出場権獲得)

3位:J.ルンガル 2:08:25

4位:大塚祥平 2:08:33 (MGC出場権獲得)

5位:高久龍 2:08:38 (MGC出場権獲得)

6位:上門大祐 2:08:56 (MGC出場権獲得)

7位:二岡康平 2:09:14

8位:田口雅也 2:09:35

上門選手は国道3号に出たところで遅れ始めましたが、その後も大崩れせず6位フィニッシュ。42.195kmのレースに合わせたスタミナを感じます。7位はスタートから先頭集団にはつかなかった二岡選手。後半で一人一人捕らえ7位フィニッシュです。惜しくもMGC出場権獲得はなりませんでしたが、素晴らしい追い上げでした。8位はハイペースのレースを選択した田口選手。30km手前で遅れ、苦しいかと思いましたが粘りの走り。自己記録を約4分更新しました。

選手の皆さん、厳しい日差しの中のレースお疲れ様でした。収穫、課題はそれぞれだと思いますが最後のレースを盛り上げてくださったこと、一ファンとして感謝致します。

日本男子マラソン界のレベルは確実に上がっていますね。今後のマラソンレースも目が離せません!