和菓子好きの駅伝ブログ

陸上競技、特に箱根駅伝を中心にまとめています。

箱根駅伝2022 往路結果と感想

箱根駅伝往路が終わりました。もう半分終わってしまいました。青山学院が区間賞はありませんでしたが、堅実に繋ぎ往路優勝。また戦前の予想は全くあてにならないということが今回の結果を受けて分かりますね。明日の復路も目が離せません。シード争いもかなり激しくなるのではないでしょうか?

まずは全体のハイライトです。

1区・・・スタート直後はスローペースかと思いましたが、そんなことはありませんでしたね。中央大学の吉居選手が飛び出し、レースを作りました。1km2分50秒を超えるそのペースに他大学の選手は付いていく選択を取らなかったため、吉居選手の独走と2位集団が出来るという展開となりました。吉居選手はそのまま遅れることなく、あの空前絶後区間記録を更新し、1時間0分39秒と「前人未踏の区間新記録」を達成しました。2位集団も2分50秒少しのペースで進んだため、遅いペースではなかったんですよね。最初に2位集団から離れたのは中央学院大学の栗原選手でした。予選会では日本人トップで走った選手ですが、コンディションが悪かったか。最後の箱根駅伝は苦しい走りとなってしまいましたが、この経験を糧に今後の活躍に期待したいと思います。その後も徐々に選手が離れていき、六郷橋手前にばらけることになりました。六郷橋の上りで東海市村選手、駒澤唐澤選手、青山学院志貴選手辺りが抜け出すことに。その後の振るい落としの結果、駒澤唐澤選手、東海市村選手、専修木村選手が続いて中継所に入っていきました。有力校だと、青山学院が5位、國學院大学が6位、東京国際大学が7位と良い位置に。一方で、創価大学は15位、早稲田大学が16位、順天堂大学が18位と苦しいスタートになりました。

 

2区・・・エースたちの競演です。中盤を前に田澤選手は中央大学を捉えましたね。その後も独走で1時間6分13秒と素晴らしい走りでこの時点では独走態勢を築いたかと思いました。後方からは各大学の留学生が追い上げてきました。創価、山梨学院、東京国際、国士館辺りが順調に前を追いました。特に東京国際大学のヴィンセント選手は前回の自身をどこまで上回るか期待されました。しかしながら思うようにペースは上がりませんでした。(それでも十分早いのですが)留学生を起用した国士館、東京国際、創価、山梨学院がそれぞれ、3位、4位、6位、7位と良い位置でタスキを渡しました。日本人選手でも帝京の中村選手、東洋の松山選手、法政鎌田選手辺りが非常に良い走りで上位につけました。この区間でも後方でタスキ渡しとなった有力校は早稲田大学明治大学順天堂大学でした。

3区・・・思った位置のタスキ渡しとはならなかったであろう東京国際大学でしたが、丹所選手が序盤から飛ばします。そこについたのが青山学院の太田選手。2人で駒澤大学を追いかけます。5位でタスキを受けた帝京大学は4年連続の遠藤選手。帝京がこの時点でこの位置にいたので、往路優勝もあるかと思い始めました。以降はかなり団子状態でしたが、抜け出したのが國學院大学の山本選手でした。前田監督も注目選手と仰っていましたが、見事な走りでした。ここで追い上げ態勢を作ったのが、順天堂大学でした。伊豫田選手の見事な走りで10位まで上がってきました。明治大学はここでも17位と前回大会と同じように苦しい展開となりました。先頭では海岸線に出るところで首位交代。駒澤大学はペースが上がらず苦しい走りとなりました。18km辺りで青山学院の太田選手が飛び出し、首位争いを制し、4区に渡しました。東京国際としてはここでトップに立ちたいところでしたが、及びませんでした。帝京遠藤選手は今回も素晴らしい走りで3位でタスキを渡しました。

4区・・・トップの青山学院はここに主将の飯田選手が登場です。序盤から良いペースでトップを独走しました。その後方では3区で良い流れを作った國學院中西選手が帝京大学を捉え、3位に浮上です。3区で苦しい走りとなった駒澤大学はここで追い上げたいところでしたが、ペースが上がらず後ろからきた創価嶋津選手、順天堂石井選手などと集団を作ります。ここで苦しい走りとなったのは東洋大学。3区終了時点で6位まで上がって追い上げムードが出来ていましたが、後退することに。後方では早稲田大学石塚選手が淡々と追い上げます。明治大学ではこの区間でも14位と中々浮上することが出来ませんでした。区間賞争いとなったのは一緒に走っていた創価嶋津選手と順天堂石井選手でしたが、嶋津選手が振り切り2度目の区間賞を獲得しました。順天堂も区間2位の走りで7位まで上がってきました。

5区・・・青山学院は山の適性を見込まれて1年生の若林選手が登場。独走ということもあり、リラックスして入ることが出来たでしょうか?山に入ってからはさらに勢いをつけてそのままトップで往路優勝を果たしました。4位でタスキを受けた帝京大学には細谷選手がいました。区間賞の走りで2位まで押し上げ大学最高順位で往路を終えました。その後は3位駒澤、4位國學院、5位四釜、6位中央と山で好走したチームを中心に上位に入ってきました。有力校では9位東洋、11位早稲田、17位明治と苦しい展開です。東海大学が苦しんでいましたが、5区の走りで17位から10位まで上げる走りで往路を終えました。1区で飛び出しに成功した中央大学もその後もミスなく繋ぎ見事6位でゴールしました。シード権獲得できるか復路の戦いにも期待が持てます。

 

大学別振り返り

f:id:kaikinman3:20220102144127p:plain

往路優勝は青山学院大学区間賞はありませんでしたが、ミスもありませんでした。ミスしない大学が前に来ると言われた戦国駅伝です。その中で実力通りの走りをしたということでしょう。1区志貴選手の出遅れない走り、3区太田選手の素晴らしい走りが光りました。4区を走った飯田選手以外はまだ3年生以下です。5区若林選手も山の適性を証明しましたので、今後も青学は強いです。

1区:志貴 区間5位 1:01:25

2区:近藤 区間7位 1:07:09

3区:太田 区間2位 1:01:00

4区:飯田 区間3位 1:01:46

5区:若林 区間3位 1:10:46

2位は帝京大学。前哨戦を見る限り苦しいと往路優勝と予想しましたが、さすがの箱根駅伝への調整力です。恐れ入ります。1区、2区がそれぞれ区間8位とここで流れが出来ました。復路も大崩れしないでしょうから5年連続シード獲得はほぼ間違いないでしょう。後はどこまで青山学院大学を追いかけることが出来るか。

1区:小野 区間8位 1:01:51

2区:中村 区間8位 1:07:10

3区:遠藤 区間4位 1:01:39

4区:寺嶌 区間14位 1:03:30

5区:細谷 区間1位 1:10:33

 

3位は駒澤大学。前回に続き往路3位です。1区唐澤選手が素晴らしい出だし。2区田澤選手も区間賞の走りで良い流れが出来ましたが、3区が苦しい走りとなったのが惜しかったか。ただ、5区金子選手も好走で良い位置に付けました。復路にも選手は残っているので、追い上げていきたいですね。

1区:唐澤 区間2位 1:01:19

2区:田澤 区間1位 1:06:13

3区:安原 区間16位 1:04:01

4区:花尾 区間9位 1:02:42

5区:金子 区間4位 1:11:19

4位は國學院大学。一時2位まで上がったので、もしかしたらと思いましたが、及びませんでした。1区藤木選手で素晴らしい出だし。3区山本選手が一気に上位戦線に持っていきました。復路にも平林選手や木付選手が残っているとすれば、さらに上の順位を狙えそうです。大学史上最高の2位も見えてくるのでは?

1区:藤木 区間6位 1:01:26

2区:伊地知 区間12位 1:07:51

3区:山本 区間5位 1:01:59

4区:中西 区間4位 1:01:50

5区:殿地 区間9位 1:12:43

5位は順天堂大学。1区の出遅れがある中でここまで上げてきたのは力がある証拠ですね。特に3区伊豫田選手、4区石井選手の走りが光りました。5区四釜選手も戦前の評判通りしっかりと山を走り終えました。復路も4年生や3年生の野村選手、西澤選手など残っていますのでトップ3に入りたいですね。

1区:平 区間18位 1:03:52

2区:三浦 区間11位 1:07:44

3区:伊豫田 区間3位 1:01:19

4区:石井 区間2位 1:01:31

5区:四釜 区間5位 1:11:44

6位は中央大学。シード権内に入ってくるだろうとは思っていましたが、1区吉居選手で作った流れを切ることなくミスなく5区間繋ぎました。4区中野選手、5区阿部選手下級生が粘りの走りを見せました。吉居選手、区間新記録おめでとうございました。

1区:吉居 区間1位 1:00:39

2区:手島 区間15位 1:08:52

3区:三浦 区間7位 1:02:38

4区:中野 区間5位 1:02:17

5区:阿部 区間6位 1:11:58

7位は東京国際大学。2区で上がり切らなかった分この順位となってしまったか。しかし丹所選手の走りはさすがでしたね。今回のメンバーは全て3年生以下です。次回も往路を賑わすことになるでしょう。

1区:山谷 区間7位 1:01:49

2区:ヴィンセント 区間5位 1:07:02

3区:丹所 区間1位 1:00:55

4区:堀畑 区間12位 1:03:11

5区:倉掛 区間14位 1:13:58

8位は創価大学。1区で出遅れたことで厳しいレース運びとなりました。ただ、その中でも4区嶋津選手の区間賞の走りで4区終了時に5位まで上がったのは力がある証拠です。

1区:葛西 区間15位 1:02:21

2区:ムルワ 区間2位 1:06:41

3区:桑田 区間17位 1:04:02

4区:嶋津 区間1位 1:01:08

5区:三上 区間12位 1:13:32

9位は東洋大学。2区松山選手の2年連続の素晴らしい走りもあり、3区まで良い流れが出来ましたが、4区が苦しい走りとなりました。5区宮下選手で順位を3つ上げ、シード権内ではゴールしました。復路も選手が残っているはずなので、一つずつ拾って目標とした3位以内を目指したいところ。

1区:児玉 区間12位 1:02:07

2区:松山 区間5位 1:07:02

3区:佐藤 区間8位 1:02:46

4区:木本 区間18位 1:04:17

5区:宮下 区間8位 1:12:22

10位は東海大学が入ってきました。1区良い出だしもその後は苦しみました。ただ、5区1年生吉田選手が区間2位の素晴らしい走りで一気に10位まで上がってきました。復路は耐えてなんとかシード権を獲得したいところ。

1区:市村 区間3位 1:01:24

2区:松崎 区間17位 1:10:01

3区:神園 区間14位 1:03:46

4区:本間 区間13位 1:03:19

5区:吉田 区間2位 1:10:44

11位は上位進出と見られていた早稲田大学。1区出遅れがずっと響きました。主力を並べましたが、二桁順位となってしまいました。

1区:井川 区間16位 1:02:23

2区:中谷 区間14位 1:08:45

3区:太田 区間6位 1:02:23

4区:石塚 区間6位 1:02:20

5区:伊藤 区間11位 1:13:24

12位は神奈川大学。こちらも苦しい流れでしたが、5区山﨑選手の走りでここまで上がってきました。

1区:巻田 区間11位 1:01:03

2区:西方 区間13位 1:08:39

3区:宇津野 区間13位 1:03:37

4区:小林 区間10位 1:03:08

5区:山﨑 区間7位 1:11:59

13位は法政大学。1区から良い流れだったのではないでしょうか。4区終了時点で9位でしたが、山で苦戦してしまいました。復路は粘ってシード権を獲得したいところ。2区鎌田選手は坪田監督の現役時代の記録を超えましたね。

1区:内田 区間9位 1:01:58

2区:鎌田 区間9位 1:07:11

3区:小泉 区間11位 1:03:20

4区:河田 区間8位 1:02:34

5区:細迫 区間16位 1:14:33

14位は国士舘大学。2区で3位につけてから順位は下げましたが、粘ったのではないでしょうか?復路も粘りの走りでシード権争いに食い込んでいきたいです。

1区:小榑 区間10位 1:02:03

2区:ヴィンセント 区間2位 1:06:41

3区:荻原 区間18位 1:04:06

4区:三代 区間11位 1:03:09

5区:山本雷我 区間14位 1:13:50

15位は山梨学院大学。こちらも2区で上位につけてから粘っていましたが、前をいく国士館大学とは2分近い差になっています。少しずつ追い上げたいところ。

1区:木山 区間14位 1:02:14

2区:オニエゴ 区間4位 1:06:49

3区:高田 区間19位 1:04:07

4区:伊東 区間16位 1:03:43

5区:成毛 区間17位 1:14:49

16位は日本体育大学。2区藤本選手はあの位置で素晴らしい走りを見せました。チームとしては下位でレースを進めることになり苦しい結果となりました。復路は一つでも上の順位を狙いたい。

1区:髙津 区間19位 1:03:58

2区:藤本 区間10位 1:07:21

3区:大畑 区間9位 1:02:47

4区:分須 区間15位 1:03:31

5区:吉冨 区間15位 1:14:30

17位は明治大学。一番のまさかではないでしょうか。前回に続き苦しい結果となりました。復路は何とか追い上げたいところ。

1区:手嶋 区間13位 1:02:13

2区:鈴木 区間16位 1:09:11

3区:児玉 区間14位 1:03:39

4区:小澤 区間7位 1:02:23

5区:下條 区間18位 1:14:54

18位は中央学院大学。1区で出遅れたのが響きました。前の明治大学と3分以上の差がついていますが、復路は一斉スタートの大学と一緒にタイムを稼ぎたいところ。

1区:栗原 区間20位 1:04:47

2区:吉田 区間18位 1:10:13

3区:武川 区間10位 1:03:10

4区:伊藤 区間19位 1:04:37

5区:吉本 区間10位 1:13:17

19位は専修大学。1区は素晴らしい出だしでしたが、その後は下位でレースを進めることに。

1区:木村 区間4位 1:01:24

2区:高瀬 区間20位 1:11:04

3区:キサイサ 区間20位 1:06:34

4区:水谷 区間17位 1:03:54

5区:野下 区間19位 1:15:50

20位は駿河台大学。最下位となってしまいましたが、初出場です。この頑張りが来季以降に繋がると思います。復路も思い切りのよい走りで目標の15位を狙いたいです。

1区:清野 区間17位 1:03:20

2区:ブヌカ 区間19位 1:10:19

3区:町田 区間12位 1:03:35

4区:今井 区間20位 1:06:58

5区:永井 区間20位 1:16:59

 

一斉スタートは日本体育大学以降の5校ですね。シード権争いはかなり激しくなるのではないでしょうか?

 

やはり駅伝は分かりませんね。圧倒的選手層の青山学院が往路優勝ということで、このまま総合優勝の可能性が非常に高いと思いますが、改めて復路の展望は別でまとめたいと思います。