和菓子好きの駅伝ブログ

陸上競技、特に大学駅伝(箱根駅伝・全日本大学駅伝・出雲駅伝等)を中心にまとめています。

2022年度大学駅伝シーズンに向けて②

いよいよ、大学駅伝シーズンが近づいてきましたね。2週間後に迫った出雲駅伝に向けて、2018年の出雲駅伝を見直し、観戦のために臨戦体制に入っている大学駅伝ファンです。当日までをカウントダウンし始めると、なかなか当日がやってこない現象に名前を付けたいぐらい、早く当日よ、と思ってしまいます。さて、前回は今シーズンの中心となるであろう5大学(青山学院、東京国際、駒澤、東洋、國學院)を自分なりにまとめましたが、今回は上位に食い込んでくるであろう大学をまとめたいと思います。

まずは、今年の箱根駅伝で見事総合2位となった順天堂大学です。順天堂大学と言えば、なんといっても三浦選手ですよね。東京オリンピックでは3000m障害で入賞という素晴らしい記録。今シーズンもトラックシーズン大活躍でした。トラックが中心の選手かとは思いますが、もう3年生。駅伝でも記録と記憶に残る走りを期待してしまいます。4年生には今年の箱根前に令和のクインテットと呼ばれた伊豫田選手、四釜選手、平選手、西澤選手、野村選手の5人が中心ですね。今年の箱根駅伝では復路で当時の4年生が二区間区間賞を取りましたが、今年度はこのクインテットを中心とした4年生の活躍が重要になりそうです。3年生は三浦選手の他には駅伝で安定した走りを見せる石井選手が続きます。ただ、この世代は三大駅伝出走はこの二人のみだと思います。来期に向けても続く選手が出てきてほしいです。下級生はこれから、というところかと思いますが、2年生海老澤選手、油谷選手、浅井選手、1年生村尾選手、森本選手、石岡選手などがいますね。昨年出雲は出遅れましたが、全日本・箱根では好成績を残しました。頼れる4年生と新戦力がうまく混じり合い昨年度以上の成績を期待します。

続いては、今年の箱根駅伝で見事6位に入った中央大学です。中心は3年生世代ですが、この世代が4年生になる年の第100回箱根駅伝で総合優勝を達成するためにも今年度はその足がかりとしたいところ。出雲駅伝から勢いに乗りたいですよね。その3年生世代には今年の箱根駅伝1区で前人未到区間新記録を叩き出した吉居大和選手、10000mで28分00秒の記録を持つ中野選手に加え、今年の箱根9区好走の湯浅選手の他、居田選手など揃っています。この世代を中心に4年生助川選手、若林選手、中澤選手、2年生阿部選手、東海林選手、山平選手、1年生吉居駿恭選手など選手層は厚くなっています。一時箱根駅伝に出場できない年もあるなど苦戦していましたが、見事上位陣に返り咲いた印象です。さらに上位に入るために今年度は非常な重要な年になりますね。

3校目は箱根駅伝3年連続シードを獲得し、上位常連となりつつある創価大学です。今シーズンは4年生が中心になりますね。ロードで高いレベルで安定した走りを見せる嶋津選手、クロカンが得意な葛西選手、今年の箱根駅伝7区を好走した新家選手、同2区好走のムルワ選手に加え、松田・濱野選手・緒方選手など強力です。3年生以下も昨年度の大学駅伝を経験した桑田選手、吉田選手など底上げができていると思いますね。今後も上位常連として、下級生のさらなる台頭に期待したいです。

次は今年の箱根駅伝では惜しくもシード獲得ならなかった東海大学です。近年は2019年の箱根駅伝で総合優勝するなど、上位常連に位置していましたが、昨年度は出雲9位、全日本12位、箱根11位と苦しいシーズンでした。エースの石原選手を欠いた影響を感じずにはいられないシーズンでした。ただ、選手は揃っていたんですよね。多くの選手が今年も残っているので、選手層があるチームです。無事10月に行われる箱根駅伝予選会を通過して、シード権内に返り咲くことが最大の目標となるでしょうか。3年生の石原選手が故障から戻ってきたことがチームにとっても非常に大きいですよね。長い間戦列から離れていたと思いますので、スタミナはこれから戻していくことになると思いますが、全日本大学駅伝以降が楽しみですよね。持ちタイムは非常にレベルの高いものがありますので、後はピーキングとロードへのスムーズな移行でしょうか。そこがうまく行けば、今年度は上位に食い込むことができるでしょう。