出雲駅伝まで残り12日となりました。駅伝ファンの皆さんは出雲駅伝を今か今かと待ち侘びているところでしょう。カウントダウンを始めると、本当に一日一日が長く感じます。これから、記録会も増えますし、出雲駅伝の翌週は箱根駅伝予選会も開催されますので、目が離せませんね。さて、本日は東洋大学の出雲駅伝登録メンバーを受けて、オーダー予想と展開についてまとめたいと思います。
まず、登録メンバーは以下の通り発表されていますね。(敬称略)
4年生:児玉悠輔、前田義弘
3年生:佐藤真優、奥山輝
2年生:石田洸介、梅崎蓮、甲木康博、吉田周
1年生:緒方澪那斗、西村真周
4年生は、駅伝ではスターターの役目を果たしている児玉選手。直近の記録会でも5000mで自己記録を出しており、好調と思います。前田選手は長い距離を安定して走ることができますので、出雲でも長距離区間を担うでしょうか。長距離を得意とする柏選手、清野選手、木本選手が外れていますね。柏選手、清野選手は北海道マラソンを走っていますから、箱根一本に絞るかもしれませんね。疲労の回復具合次第でしょう。木本選手は今シーズンハーフマラソンを中心に結果を残していますから、全日本大学駅伝から登場できると、チームとしては心強いですよね。3年生からは関東インカレで10000m28分台に乗せた佐藤選手、直近の記録会で5000m13分51秒の自己記録をマークした奥山選手が登録。一方で、チームの主力である松山選手、九嶋選手が外れました。何も無ければ、登録メンバーには入ってくると考えられる二人ですので、何かあったか。新戦力を試したいチーム方針であり、全日本大学駅伝からは登場してくれることを願います。2年生は石田選手、梅崎選手、甲木選手、吉田選手の四人と最多。昨年度三大駅伝を経験した石田選手、梅崎選手以外も出雲から経験しておきたいところではありますね。登録メンバーから外れましたが、小林選手も今期結果を残していますから、全日本、箱根に向けてもこの学年が鍵を握りそうな予感がします。1年生は緒方選手、西村選手の二人。春先から記録会や大会に出場し、ここまで順調に来ているのではないでしょうか。網本選手はハーフマラソンを走っていましたし、他の1年生も今後メンバー争いに食い込んできそうです。
さて、区間配置予想は以下の通りとしてみました。(敬称略)
1区:児玉
2区:石田
3区:前田
4区:佐藤
5区:緒方
6区:梅崎
1区は不動のスターター児玉選手。これまでは大きく遅れることはありませんが、区間上位というわけでもありませんでしたので、今回は区間上位で走り切り、チームに良い流れをもたらしたいですよね。強力なエースが6区に控えると予想される大学もありますから、東洋としては序盤から遅れることなく先頭付近でレースを進めたいですよね。2区は前回5区区間賞の石田選手と予想。夏場しっかりと練習を積めたようなので、三大駅伝全てで区間賞を期待してしまいます。3区は前回同様に前田選手。主将となり、また一段強くなった走りに期待です。4区は佐藤選手。佐藤選手はどこを走ってもしっかりと走ってくれるオールラウンダー感があります。5区は1年生から緒方選手と予想。春先から大会にも出ていますし、順調に練習を積めていると予想。6区は前半戦、ハーフマラソンで結果を残している梅崎選手。勝手ながら暑さにも強い印象があります。
東洋大学としては、ゲームチェンジャーがいない分、上位を狙うためにはミスなく確実に繋ぐことが求められます。1区秒差で繋ぎ、2区で先頭に立ち主導権を握りたいところ。過去3大会はいずれも2位、3位、3位といい位置に付けている東洋大学です。ミスなく繋ぐことができれば二度目の優勝も見えてくるのではないでしょうか。