ここ最近は継続的に更新することが出来ています。全日本大学駅伝に向けて、一つでも多くの大学について見ていければと思っています。本当は関東以外の大学についても見ていきたいのですが、自身で持っている情報が圧倒的に少なく、失礼な内容になるくらいなら、今は書かない方が良いと思っているところです。さらに、今後は大学駅伝に限らず、多くの長距離競技の大会等についてまとめていければと理想としては思っています。楽しみながら続けていきたいと思います。
さて、本日は、もう強豪校の仲間入りを果たしていると言えるでしょう、創価大学について見ていきたいと思います。創価大学は3年連続で箱根駅伝のシード権を獲得しているんですよね。距離が長くなるほど、強くなる、そんな印象を持っております。
まずは出雲駅伝の振り返りからです。結果は以下の通りでした。(敬称略)
1区:新家 区間10位/総合10位
2区:葛西 区間5位/総合7位
3区:ムルワ 区間1位/総合5位
4区:石丸 区間7位/総合7位
5区:石井 区間5位/総合7位
6区:嶋津 区間5位/総合6位
1区は新家選手でした。今年の箱根駅伝では7区で好走していますし、前半シーズンはトラックでも結果を残していましたので、出雲でどんな走りを見せてくれるか楽しみにしていた選手です(個人的に気になる選手の一人です)。関東勢の中では下位の区間10位という結果でした。全日本・箱根もありますので、巻き返してほしいです。
2区は葛西選手が登場。スピードを買われての2区出走でしょうか。区間5位(区間新)の走りで総合7位まで順位を押し上げました。
3区はムルワ選手。昨年の出雲駅伝でも区間賞の走りを見せてくれましたが、今回も素晴らしい走りで区間新のおまけ付きで区間賞獲得でした。ここで順位を5位まで上げています。距離が短い駅伝、かつ他校もエースが走っていることもあり、ごぼう抜きとまではいきませんよね。ムルワ選手の区間は全日本・箱根でもアドバンテージになると思います。他校としては脅威ですよね。
4区は1年生の石丸選手が三大駅伝デビュー。区間7位と若干後退してしまいましたが、トラックシーズンでも結果を残している選手ですので、全日本・箱根でもメンバー争いに絡んでくることになるでしょう。優勝争いは厳しくなってきました。
5区は3年生の石井選手。区間5位とまずまずの結果でしょうか。総合順位は7位のままです。創価大学は4年生の層が厚い印象がありますので、来シーズンを見据えても3年生の活躍が待たれるところではないでしょうか。石井選手の他、桑田選手・溝口選手・山森選手なども控えていますので、今後の走りに注目です。
6区は駅伝男の嶋津選手。法政大学を抜き、総合6位でフィニッシュ。区間5位という結果には本人も満足していないと思いますが、距離が延びるほど持ち味が発揮できると思いますので、全日本・箱根の走りに注目ですね。最後順天堂大学の四釜選手と競り合ったシーン、欲を言えばかわしたかったところでしょうか。さらに上の順位は全日本にお預けですかね。ただ、最後まで諦めない姿勢に興奮しました。
出雲駅伝は総合6位ということで、おそらくもう少し上の順位を狙っていたでしょうから、満足はしていないと思います。一方で1区で若干出遅れた中でも6位でゴールできたというのは全体として力が付いている証拠だと思います。
さて、次は全日本大学駅伝のエントリーを見ていきます。(敬称略)
4年:葛西潤、嶋津雄大、新家裕太郎、Philip Mulwa、本田晃士郎、横山魁哉
3年:石井大揮、桑田大輔、志村健太、山森龍暁
2年:吉田凌、Leakey Kamina
1年:石丸惇那、黒木陽向、野沢悠真 、山下蓮
学年としてはバランスが取れた布陣ではないでしょうか。おおむね順当なエントリーかと思いますが、4年生では濱野選手、緒方選手、松田選手が外れていますね。
4年生からは、出雲出走の葛西選手、嶋津選手、新家選手、ムルワ選手に加え、本田選手、横山選手がエントリー。横山選手、本田選手ともに今期5000m, 10000mの自己記録を更新しているので、勢いがある選手ではないでしょうか。
3年生からは、出雲5区の石井選手に加え、今年の箱根3区を走った桑田選手の他、志村選手・山森選手がエントリーされています。来シーズンを見据えても、この世代の活躍が気になるところです。
2年生からは、今年の箱根8区好走の吉田選手、留学生のカミナ選手がエントリー。
1年生からは、出雲4区の石丸選手に加え、黒木選手、野沢選手、山下選手がエントリー。層の厚い学年になりそうです。石丸選手に続き、その他の選手も大学駅伝デビューなるか。
区間配置予想は以下としてみました。(敬称略)
1区:新家
2区:葛西
3区:吉田
4区:桑田
5区:石丸
6区:石井
7区:ムルワ
8区:嶋津
1区は出雲に続き新家選手と予想。距離は他の区間に比べると短いですが、遅られないので主力の新家選手が入ると思いました。出雲の分まで全日本で快走してほしいですよね。
2区は葛西選手と予想。中盤区間のことを考えると、ここで上位に付けておきたいところですの。
3区は吉田選手と予想。他校はエースが登場するケースもありますので、食らいついていきたいところ。
4区は桑田選手と予想。3年生世代の走りが今年の創価大学の鍵を握っていると思いますので、ここでの好走に期待です。
5区は石丸選手と予想。出雲駅伝は決して悪くない走りでした。さらなる飛躍のためにも出雲以上の走りに期待しましょう。
6区は石井選手と予想。7区、8区に良い流れで繋ぐためにも一つでも上の順位でタスキを渡したいです。
7区はムルワ選手と予想。ワンブイ選手の持つ区間記録を超える走りとなれば、7区終了時にかなり良い位置に付けられるのではないでしょうか。
8区は嶋津選手と予想。後半上るこの区間は箱根4区にも似た区間ではないでしょうか。箱根4区は2年連続で好走していますし、全日本8区の適性は抜群じゃないでしょうか?
創価大学が上位を狙うためには中盤区間の走りがとても大事になってきます。中盤区間の選手が少しでも楽に走れるためには前半良い流れを作る必要があります。そういう意味でも前半の4年生が流れを作り、後半の4年生がしっかり締める。割と良いオーダーではないでしょうか。
創価大学は全日本は初出場です。チャレンジャーとして、のびのびと走り、総合2位となった箱根のようにレースを盛り上げることができるか、非常に注目です。