和菓子好きの駅伝ブログ

陸上競技、特に大学駅伝(箱根駅伝・全日本大学駅伝・出雲駅伝等)を中心にまとめています。

ニューイヤー駅伝2023 地区予選概要

11月になりました。今年も残すところあと2ヶ月ということで、本当に月日の流れは早いものです。一日一日を大切に過ごしたいものです。さて、全日本大学駅伝が今週日曜日に迫っておりますが、元日に行われるニューイヤー駅伝の地区予選も迫っておりますので、本日はその概要を簡単にまとめたいと思います。

その前に、簡単にニューイヤー駅伝の概要を見ていきます。

  • 毎年1月1日開催(新年最初の日本一を決める戦いと言われていますね。)
  • 東日本・北陸・中部・関西・中国・九州の各地区代表が群馬県庁を発着する総距離100km7区間のレース
  • 箱根駅伝を沸かせたスター選手が実業団ランナーとなって登場することでも注目される大会
  • テレビ中継はTBSにより実施される

箱根駅伝が大型コンテンツ過ぎて、人気では若干劣っている部分もありますが、スピードはニューイヤー駅伝の方が上なんですよね。箱根駅伝のコースを実業団と大学生が一緒になって競うレースが開催されれば、より盛り上がるのではないかとも思いますね。箱根駅伝は駅伝中継でもある中で、ドキュメンタリー要素が非常に強いところがこれだけ人を惹きつけている要因だと思いますので、そこにハイレベルな実業団選手の走りが加わり、駅伝界の頂上決戦とすることで、涙あり、喝采あり、興奮ありの駅伝となるのではないでしょうか。例えば、箱根シード権校+ニューイヤートップ10チームが競うとか。陸上界の更なる発展のためには、伝統を守りつつ、新たな取り組みもどんどんと取り入れてほしいなと駅伝ファンとして思います。

さて、長くなりましたが、今年の各地区予選の概要を見ていきます。

【東日本地区予選】

日時:11月3日(木)8時スタート

コース:埼玉県庁〜熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

区間:7区間76.9km

(1区11.6km、2区8.0km、3区16.5km、4区9.5km、5区7.8km、6区10.6km、7区12.9km

参加チーム数:31チーム(上位12位にニューイヤー駅伝の出場権が与えられる)

注目チーム

  • HONDA⇨今年のニューイヤー駅伝を制したチームです。世界選手権10000m出場の伊藤達彦選手(東国大卒)、3000m障害で東京オリンピックに出場した青木涼真選手(法政大卒)など若手選手に非常に勢いがあります。
  • 富士通⇨今年のニューイヤーは予想外の結果でしたが、タレント集団ですよね。直近の記録会もペース走で28分30秒強ということで、準備は万全でしょう。青学卒の飯田貴之選手、出走なるか。
  • SUBARU⇨今年のニューイヤーで2位となりました。前回大会出場出来なかった悔しさを晴らしましたよね。成長著しい清水歓太選手(早大卒)に注目です。
  • GMOインターネットグループ⇨青学出身のタレントが勢揃いするチームですが、最近では大迫傑選手が指導者も兼ねてJOINすることが発表されていました。新興チームではありますが、既に強豪ですし、大迫選手の加入でどのような化学反応が起こるか楽しみです。

 

【中部・北陸地区予選】

日時:11月13日(日)9時スタート

コース:はなとき通り発着

区間:7区間80.5km

(1区12.0km、2区8.3km、3区12.2km、4区15.5km、5区12.2km、6区8.5km、7区11.8km)

参加チーム数:中部9チーム、北陸3チーム(中部地区は上位7チーム、北陸地区は上位1チームにニューイヤー駅伝の出場権が与えられる)

注目チーム

  • トヨタ自動車⇨言わずと知れたタレント集団ですよね。世界陸上ラソン代表の西山雄介選手(駒大卒)がどのような走りを見せてくれるか。服部勇馬選手(東洋大卒)はエントリーから外れています。

 

【関西地区予選】

日時:11月13日(日)9時10分スタート

コース:龍神行政局〜龍神体育館

区間:7区間80.45km

(1区12.6km、2区7.68km、3区10.87km、4区9.5km、5区16.0km、6区11.0km、7区12.8km)

参加チーム数:15チーム(上位5チームにニューイヤー駅伝の出場権が与えられる)

注目チーム

  • SGホールディングスグループ⇨近年、箱根駅伝で活躍した有力選手が集まっている印象があります。ベテランの佐藤悠基選手(東海大卒)に師事し、強くなろうとする若手が多いのでしょうか。ルーキー中谷雄飛選手(早大卒)、トヨタ自動車九州から移籍した今西俊介選手(東洋大卒)に注目です。
  • 住友電工渡辺康幸監督の下、タレントの多いチームです。駅伝男の田村和希選手(青学卒)もチームエントリーに入っています。故障もあり、思うような走りができていないと思いますが、得意の駅伝で復活なるか。

 

【中国地区予選】

日時:11月13日(日)10時スタート

コース:広島県世羅町(せら文化センター発着)~世羅町(三和町境界)折返し 2 往復 

区間:7区間80.8km

(1区12.5km、2区7.2km、3区11.6km、4区9.0km、5区9.0km、6区19.0km、7区12.5km)

参加チーム数(オープン参加除く):10チーム(上位4チームにニューイヤー駅伝の出場権が与えられる)

注目チーム

  • マツダ⇨今年のニューイヤーでは中国地区で最上位となったチームです。山本憲二選手(東洋大卒)、延藤潤選手(東洋大卒)を中心としたチームです。今後、若手がいかに伸びてくるかが鍵になってくるかもしれません。

 

【九州地区予選】

日時:11月3日(木)9時スタート

コース:本城陸上競技場〜若松周回コース〜本城陸上競技場

区間:7区間80.2km

(1区12.9km、2区7.0km、3区10.9km、4区9.5km、5区13.0km、6区10.9km、7区16.0km)

参加チーム数:15チーム(上位8チームにニューイヤー駅伝の出場権が与えられる)

注目チーム

  • 旭化成⇨こちらも、タレント揃いのチームです。なんと言っても、10000mの日本記録保持者相澤晃選手(東洋大卒)の駅伝力ですよね。大学時代から、走った駅伝のほとんどで区間賞獲得、区間記録更新をしています。本当に今後が楽しみな選手ですよね。その他、HONDAから移籍した土方英和選手(國學院大卒)はマラソンでも結果を残していますし、旭化成でまた一段飛躍できるか。
  • 三菱重工⇨近年ニューイヤー駅伝でも上位の常連になっているチームです。井上大仁選手(山学大卒)を中心に林田洋翔選手(瓊浦高卒)、定方俊樹選手(東洋大卒)など力のある選手が揃います。

 

今週、来週と各地区で実業団駅伝が開催され、盛り上がることでしょう。選手の皆さん、ニューイヤー駅伝出場目指し、頑張ってください!