全日本大学駅伝まで、残り3日となりました。本日は東日本実業団駅伝、九州実業団駅伝が開催されました。それぞれ富士通、黒崎播磨が優勝しました。両チームの皆様、おめでとうございます。秋晴れの中、若干暑さはあったかもしれませんが、駅伝日和だったのではないでしょうか。富士通は三連覇でしたね。タレント集団が強さを証明しました。黒崎播磨は初優勝。結果を見ると、非常に安定した走りであったこたが伺えました。細谷選手を中心にチーム力が上がっている印象があります。
さて、全日本大学駅伝が迫ってきましたので、今シーズンの有力校の区間別歴代記録を以下表にまとめてみました(非常に小さいです。。。)
取り上げたのは駒澤、青山学院、順天堂、國學院、東京国際、早稲田、明治、東洋で、近年上位に入っている大学です。
1区は区間記録が駒澤佐藤条二選手の27分5秒で、どの大学も27分30秒までの記録を持っています。1区は距離が短くなり、差が付きにくくなった中での強豪校の比較では大きな差が付かないのは、まぁそれはそうかというところです。
2区は区間記録が東京国際伊藤選手の31分17秒で、全チーム31分台の記録です。2区で上位に付けるためには31分台で走れる選手を配置したいところです。ただ、各校若干戦略が異なりますので、この区間は耐える区間となる場合もあります。
3区の区間記録は東京国際ヴィンセント選手の32分46秒。続くのが東洋の記録で33分1秒。ちょっと異次元の記録ですね。33分後半から34分台の大学が多いので33分台前半で走れれば抜け出せるということでしょうか。2区、3区のどちらに主力を配置するか、各校の戦略が見ものですよね。
4区の区間記録は東海石原選手の33分16秒(上表外)。中盤区間に入り、選手層の差が出てくるところでしょうか。33分台で走れると区間上位という感じでしょうか。
5区の区間記録は青山学院佐藤一世選手の35分47秒。青山学院の佐藤選手が35分台を2回出していますが、他の選手で35分台を出した選手はいないのではないでしょうか。36分台前半がターゲットになりますね。
6区の区間記録は東京国際丹所選手の37分12秒。東京国際は8区間中3つの区間で区間記録を持っていることになります。近年の活躍がそのまま反映されていますね。37分台で走れると、区間上位で7、8区に良い流れをもたらすことが出来るというところでしょう。
7区の区間記録は日大ワンブイ選手の50分21秒(上表外)。距離も長くなり、50分台の最高記録を持つ駒澤と青山学院と52分台後半の最高記録を持つ順天堂や東京国際とは2分ほどの差が付いています。優勝するためには7区の走りはやはり重要になりますね。各校51分台がターゲットになるでしょうか。
8区の区間記録は山梨学院モグス選手の55分32秒(上表外)この記録は2007年に記録されたもので三大駅伝で最古の区間記録でしょうか。当分破られそうにないですね。2018年からの区間構成の変更で影響を受けなかった区間ではありますが、上表では2018年以降の記録でまとめています。57分で走ると大きく差を付けられる、58分台前半だと年によっては区間賞。上位校としては58分台には入っておきたいところでしょう。ここは7区ほど記録の差がありません。8区は各校のエースというよりは、長距離に強い選手が来ますので、実力が拮抗しているということかもしれません。
果たして、2022年大会ではいくつ区間記録が更新されるか。また、各校最高記録がいくつたたき出されるか。区間エントリー発表を前にして、とても楽しみです。