和菓子好きの駅伝ブログ

陸上競技、特に大学駅伝(箱根駅伝・全日本大学駅伝・出雲駅伝等)を中心にまとめています。

青山学院大学 箱根駅伝2023に向けて

気づけば、箱根駅伝のチームエントリーまで、残り19日となっていました。私ごとながら、今年は本当にあっという間に過ぎ去っています。ハーフマラソンや記録会も多くが開催され、悲喜交々というところでしょう。例年、エントリーがほぼ決まっている選手はあまりレースに出てこなくなる時期ですよね。山上り・下り候補は最近でこそ、激坂最速王が開催されるようになりましたが、基本的には上り・下りに備える傾向がありますよね。山が計算できる大学とそうでない大学で戦略も異なってきますし、昨年出走者が卒業している大学は特に気になるところですよね。

さて、本日は近年の大学駅伝の中心的存在であるものの、今シーズンは出雲4位、全日本3位と優勝を逃している青山学院について見ていきます。

まずは、出雲・全日本の振り返りから。(敬称略)

【出雲】

総合4位

1区:目片 区間3位/総合3位

2区:横田 区間4位/総合4位

3区:近藤 区間3位/総合2位

4区:志貴 区間6位/総合4位

5区:田中 区間6位/総合4位

6区:中村 区間3位/総合4位

【全日本】

総合3位 青山学院大学 5時間10分45秒(大会新)

1区:目片 区間2位 27分08秒/総合2位 27分08秒

2区:白石 区間16位 33分32秒/総合13位 1時間00分40秒

3区:佐藤 区間2位 33分52秒/総合11位 1時間34分32秒

4区:横田 区間2位 33分44秒/総合5位 2時間08分16秒

5区:岸本 区間4位 36分15秒/総合6位 2時間44分31秒

6区:中村 区間3位 37分21秒/総合4位 3時間21分52秒

7区:近藤 区間2位 49分52秒(区間新)/総合2位 4時間11分44秒

8区:宮坂 区間10位 59分01秒/総合3位 5時間10分45秒

 

出雲は1区目片選手が素晴らしい滑り出し。5000mのタイムは13分30秒台とハイレベルですが、距離が延びるとどうなるかという印象もありましたが、しっかり走っています。2区横田選手も駒澤佐藤選手や順天堂三浦選手と同区間区間4位と良い走りを見せました。3区近藤選手は創価ムルワ選手、駒澤田澤選手には及びませんでしたが、レベルの高い走りでした。ここで総合2位と後半区間で前に追いつきたかったですが、4区、5区がともに区間6位で後退してしまうことに。優勝は難しくなりましたが、6区中村選手が区間3位と懸命に前を追ったのは全日本に繋がる走りではありました。

続く全日本は1区目片選手が驚きの飛び出し。最後は大東文化のワンジル選手に交わされましたが、区間2位と出雲に続き素晴らしい滑り出し。このまま駒澤に先行したいところでしたが、2区でまさかの総合13位まで後退。優勝が苦しくなりました。3区から7区までは優勝した駒澤と同等の走りを見せ、地力を見せましたが、8区でも遅れ最終的には4分近くの差が付いてしまいました。パーフェクトな状態で優勝を狙った上での3位ということで、チームとしてかなり悔しい結果になったのではないでしょうか。箱根に向けて、火が付いているように思います。

その箱根駅伝でエントリーされそうな選手は以下の選手たちでしょうか(敬称略)

4年生:近藤、岸本、横田、中村、目片、宮坂、西久保、中倉、脇田

3年生:佐藤一世、志貴、小原、鈴木

2年生:田中、太田、若林、鶴川、野村、白石光星

1年生:塩出、佐藤有一

今シーズンの青山学院はなんといっても4年生の層の厚さですよね。エースの近藤選手を筆頭に駅伝男の岸本選手、前回箱根区間新の中村選手、中倉選手、前哨戦の出雲・全日本で結果を残した横田選手、目片選手に加え、主将の宮坂選手、西久保選手、脇田選手辺りがエントリーされそうでしょうか。万全であれば、近藤選手か岸本選手が2区、駒澤との後半のデットヒートを考えると、どちらかを復路に残すことも考えられます。スターターは目片選手に任せたいところでしょうが、スタミナ面で問題なければというところでしょう。横田選手、中村選手、中倉選手辺りがしっかりと走れれば前回のような圧勝劇を再現できるかもしれません。

3年生は佐藤一世選手は主要区間を走ることになるでしょう。往路であれば、4区かなぁ。志貴選手は前回スターターで良い走りを見せていますし、コンディションが整えば2年連続1区もあり得るでしょう。宮古ハーフ好走の小原選手、鈴木選手辺りも来シーズンのことを考えると登場したいところではあります。

2年生は強い世代なんですよね。前回3区好走の太田選手は宮古ハーフで復活を証明しました。また3区を走れるまで上がってくれば幅が広がりますね。田中選手は世田谷ハーフでロードの強さを証明していますから、本人も今回こそはというところでしょう。上りも強そうな印象がありますので、8区も良いんじゃないかと勝手に想像しています。若林選手は前回5区を好走していますから、こちらもコンディションが整えば計算できる選手です。その他、前半戦活躍の鶴川選手、今シーズン伸びたと言われている野村選手、白石光星選手辺りも楽しみです。

1年生は前哨戦での出走はありませんでしたが、前半戦記録を出していた佐藤有一選手や塩出選手辺りが出てくるのではないかと想像しています。

あくまでも、今シーズンの走りから挙げてみましたが、この他にも、青山学院は強い選手が数多くいます。箱根に照準を合わせて走り込んでいる選手たちもいるでしょうし、本当に選手層が厚いなぁと思います。前哨戦は少し足並みが揃っていない感がありましたが、直近の世田谷ハーフ、宮古ハーフで復調をアピールした選手がたくさんいます。選手層が求められ、距離の長い箱根駅伝を最も得意としているのが青山学院大学です。前哨戦で敗れていますので、良い意味で開き直り、守りに入らず、1区から攻めの走りをすることが優勝への近道になるのではないかと思います。走るべく人が走ることができれば、連覇はかなり近づいてくるのではないでしょうか。箱根では打倒駒澤の筆頭は青山学院だと思いますし、やはり前回の王者として連覇を狙えるのは青山学院です。そういう意味では、やはり青山学院は強かったと思わせる王者の走りを期待したいですよね。