和菓子好きの駅伝ブログ

陸上競技、特に大学駅伝(箱根駅伝・全日本大学駅伝・出雲駅伝等)を中心にまとめています。

箱根駅伝2023 創価大学 チームエントリー&区間配置予想

箱根駅伝の暫定の区間エントリーまで残り9日となりました。事前にポイントとなる区間を明言する大学も出始めていますね。それだけ、その区間は自信があるか、隠す必要がないのかどちらかですよね。ただ、優勝を狙う各校はさすかに区間の明言まではしていません。最後の最後まで読み合いとなることでしょう。12月29日の区間エントリーでは、上位と目される大学ほど、様子見の配置をしてくるのではないでしょうか。

さて、本日は創価大学について見ていきたいと思います。今シーズンは初の全日本駅伝出場を果たし、三大駅伝全てに出場します。前哨戦の出雲は6位、全日本は5位と好成績を収め、箱根では2021年大会を上回る結果、つまり総合優勝が目標になるでしょう。長い距離になれば、より強さを発揮する大学と思いますので、どんな走りを見せてくれるか非常に楽しみです。前哨戦の結果は以下をご覧くださいませ。

箱根駅伝のチームエントリーは以下の通りでした。(敬称略)

4年生:緒方貴典、葛西潤、嶋津雄大、新家裕太郎、濱野将基、フィリップ・ムルワ、横山魁哉

3年生:桑田大輔、山森龍暁

2年生:小暮栄輝、野田崇央、吉田凌、リーキー・カミナ

1年生:石丸惇那、野沢悠真、山下蓮

4年生からは前回箱根出走の葛西選手、嶋津選手、新家選手、濱野選手、ムルワ選手に加え、主将の緒方選手、全日本1区好走の横山選手の7人がエントリーされました。葛西選手は全日本2区で同時にスタートした駒澤の佐藤選手に一時置いていかれるも、ラストスパートで交わし、区間新で区間賞を獲得しました。前回箱根は万全ではない中での1区出走でしたが、全日本の走りを見ると、かなり期待できると思います。出走経験のある1区、3区のどちらかで登場するのではないでしょうか。嶋津選手は箱根で無類の強さを見せています。箱根では区間賞2回、区間2位1回と全く外していませんので、最後の箱根となる今回もチームにアドバンテージをもたらす走りをしてくれることでしょう。新家選手は前回7区を好走しましたが、上りも強いという話ですので、状態次第では5区での登場もあるかもしれませんね。濱野選手は2年連続で6区を走っているので、今回も6区が濃厚だと思われます。ムルワ選手の2区出走は固いでしょう、1区が上位で来れば、そのまま良い流れでレースが進められるのが、創価の強みです。その1区の候補として上がるのが全日本1区で好走した横山選手でしょう。箱根の経験はありませんので、長い距離の駅伝への対応は未知数ですが、そこがクリアできれば1区出走となるでしょうか。

3年生は桑田選手、山森選手がエントリーされました。桑田選手は前回3区を走っています。区間17位という結果ではありましたが、その経験を今回に活かしてほしいです。山森選手は全日本の8区を走った選手です。箱根の経験はありませんが、復路を固める一人となるでしょう。

2年生は前回8区出走の吉田選手に加え、小暮選手、野田選手、カミナ選手がエントリーされました。小暮選手、野田選手、カミナ選手揃ってハーフマラソンの自己記録は62分台です。誰が走っても区間中位以上を狙えるのではないかと思います。

1年生は出雲・全日本ともに出走した石丸選手に加え、野沢選手、山下選手がエントリーされました。野沢選手は上り候補として挙がっており、前回出走の三上選手が卒業していることからも5区で三大駅伝デビューもあり得るでしょう。

区間配置は以下の通り予想してみました。(敬称略)

1区:葛西

2区:ムルワ

3区:小暮

4区:嶋津

5区:新家

6区:濱野

7区:石丸

8区:吉田

9区:横山

10区:山森

1区は葛西選手と予想。準優勝した年は1区区間3位で流れを作ったんですよね。創価が後半まで優勝争いに加わり続けるためには1区の出遅れは避けなければなりません。そうなると3年連続で箱根出走しており、1区の経験もある葛西選手に任せることになるのではないかと思いました。

2区はムルワ選手と予想。ここは何もなければ順当にということでしょう。創価としては2区終了時にトップに立ちたいところです。

3区は小暮選手と予想。勢いがある選手だと思いますので、2区で作った良い流れをしっかりと繋ぐことができるか。

4区は嶋津選手と予想。トップに立っていれば、後ろとのタイム差を広げる役割、前方に走るチームがある場合はそのチームに追いつく役割が求められます。

5区は新家選手と予想。上りは得意なようなので、70分台が目標となるか。

6区は濱野選手と予想2年連続で走っている区間ですから、今回はこれまでの自身の記録を上回る走りをしたいです。

7区は石丸選手と予想。前哨戦ともに走っていますし、監督からの評価も高いのでしょう。区間上位を狙いたいところ。

8区は吉田選手と予想。前回も走っており、経験が活かせるこの区間で登場すると予想します。

9区は横山選手と予想。23km区間ですから、上級生に任せることになると思います。全日本1区の好走を買われて1区出走かとも思いましたが、後半のポイントとなる区間のため、4年生の力が不可欠と考えました。

10区は山森選手と予想。全日本もアンカーを走っており、23km区間も安心して任せられるのではないかと思います。

いかがてしょうか。まず往路は往路優勝も狙える布陣ではないでしょうか。新家選手の山上りが本物だとすると、全く穴のないオーダーです。往路優勝を達成できたとすると、復路も経験者も残っていますし、大崩れしないと思いますので、2021年大会のように、先頭をひた走る創価大学を見ることができるかもしれません!今回も台風の目になる予感です。